「背」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 21 件
「背」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
顎で背中を搔く(あごでせなかをかく)
そのつもりで手を伸ばしても、体のつくりからして届きようがない。 やろうとする姿勢だけは見せながら、初めから形にならない事柄をいう。
海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
海の魚は腹から、川の魚は背から裂くのがよいということ。
鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
好都合な状況が重なり、さらに良い結果が生まれることのたとえ。 鍋料理で用いる鴨が自ら葱を背負ってやってくるような、非常に都合の良い状況を表す言葉。 特にお人好しが自らの行動で他人に利益をもたらす場合によく使われ、略して「鴨葱」ともいう。
眼光、紙背に徹す(がんこう、しはいにてっす)
書物の表面上の意味だけでなく、背後にある真意も読み取ること。読解力が鋭いことのたとえ。 紙の裏まで見通すとの意から。 「眼光紙背に徹る」ともいう。
背負い投げを食う(しょいなげをくう)
大事な局面で信頼していた人に裏切られて酷い思いをすること。 「背負い投げ」は「せおいなげ」とも読む。
背負って立つ(しょってたつ)
組織や団体などの主要な立場になり、全ての責任を負うこと。
十字架を背負う(じゅうじかをせおう)
償いようのない罪や重い務めを、死ぬまで下ろせないまま生きること。
背筋が寒くなる(せすじがさむくなる)
恐怖などで寒気を感じること。ぞっとする。
背にする(せにする)
そのものに背中を向けること。 または、背中に担ぐこと。背負う。
背に腹は代えられぬ(せにはらはかえられぬ)
大事のためには、犠牲を払うのもやむを得ないというたとえ。 腹には大切な臓器が詰まっており、その腹を守るためであれば背中が犠牲になってもやむを得ないとの意から。 「背より腹」ともいう。
背を向ける(せをむける)
物事に反対したり、無関心な態度を取ったりすること。 「背中を向ける」ともいう。
月夜に背中あぶる(つきよにせなかあぶる)
照っていても熱を持たないものに身を寄せる。 掛けた手間の割に、返ってくるものが何もない。
月夜にも背中炙りて温まれ(つきよにもせなかあぶりてあたたまれ)
効果がないと思われることも、しないよりはましだというたとえ。また、わずかでも利用できるものは使った方がいいというたとえ。
遠くの火事、背中の灸(とおくのかじ、せなかのきゅう)
遠くの大事件より自分に関係する小事のほうが気にかかるというたとえ。
団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)
どれも平凡で、特に目立つような優れたものがないことのたとえ。団栗を比べてみても、みんな同じような大きさでほとんど違いがないことから。
名に背く(なにそむく)
名声や評判を裏切ること。 また、名声と実力が一致しないこと。
背水の陣(はいすいのじん)
失敗すれば後が無いという立場、また決死の覚悟で事に当たることのたとえ。 中国、漢の名将が趙の軍隊と戦った時、わざと川を背に陣を敷き、味方に決死の覚悟で戦わせて敵を破ったという故事から。
裸で茨を背負う(はだかでいばらをせおう)
苦痛がこのうえなく大きいことのたとえ。 「茨垣」は、バラやカラタチのように枝にとげが生える木を並べて植えた垣根のこと。「裸身」は何も着ていない体のことで、とげだらけの垣根の中を素肌のまま通り抜ければ、体じゅうに引っかき傷を負う。その痛々しさから、ひどい苦痛を表す。 別の形に「裸で茨を背負う」がある。近い句に「裸で茨を負う」もあり、茨を苦しみのたとえに使った言葉には[[茨の道*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5154.php]]もある。
目を背ける(めをそむける)
それを見ていられずに、視線を別の方向にむけること。
夕立は馬の背を分ける(ゆうだちはうまのせをわける)
通りの向こう側は日が差したままで、こちら側だけが叩きつけられている。 夏の雨は、それほど狭い幅を選んで落ちる。 「馬の背を分ける」ともいう。
世を背く(よをそむく)
出家する。また、死ぬ。
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