「貝」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 6 件
「貝」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
鮑の貝の片思い(あわびのかいのかたおもい)
こちらの気持ちだけが動いていて、向こうからは何も返ってこない。 重くなりがちな話を、洒落にくるんで言う。 鮑は二枚貝の片方だけのような殻をしているので、「片」を重ねた言い方。 「磯の鮑の片思い」ともいう。
内に居る時の蛤貝、外へ出た時の蜆貝(うちにいるときのはまぐりがい、そとへでたときのしじみがい)
本当は気が小さいのに、家の中では偉そうに大きくふるまい、いったん外に出て他人の前に立つと、とたんに身を縮めておとなしくなってしまう人のたとえ。 蛤は海の浅瀬の砂にすむ、手のひらに載るほどの大きな二枚貝で、蜆は川や湖にすむ、指先ほどの小さな二枚貝である。家では蛤のように大きく見せていた人が、外では蜆のように縮んでしまうようすを、大小二つの貝の対比で表した言葉。 家の中と外とで態度が大きく違う人を指すものとして、「[[内弁慶外すばり*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2164.php]]」もほぼ同じ意味で用いる。
嬰児の貝を以て巨海を測る(えいじのかいをもってきょかいをはかる)
手にした力や道具があまりに小さく、取り組む相手が大きすぎて、どれほど骨を折っても、なしとげる見込みがまるで立たないこと。 まだ乳を飲んでいるほどの幼子が小さな貝がらを器にして、限りなく広い海の水をくみ出し、その量を残らず知ろうとする姿から。「嬰児」は赤ん坊、「巨海」は大きな海のこと。 この句のもとは、中国の『漢書』東方朔伝に見える「以蠡測海」(小さな器で海の水を量る)の語句。似通った言い回しとして、[[蠡を以て海を測る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8305.php]]・[[貝殻で海を量る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/30.php]]・[[大海を手で塞ぐ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/87.php]]がある。
貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)
わずかな見聞しかない者が、手に余る大問題の是非を論じることのたとえ。 海の水を貝殻でくみ取り、その分量から海の大きさを割り出そうとする、という意。
蜆貝で海を量る(しじみがいでうみをはかる)
見合わないほど小さな道具で大きな仕事に取りかかる、無謀な試みのたとえ。蜆の貝殻ひとつで海の水をくんで量ろうとする意から。
蜆千より法螺貝一つ(しじみせんよりほらがいひとつ)
小さくて用をなさないものをいくつ集めても、役に立つものが一つある方がまさるということ。蜆の貝殻を千個並べても、法螺貝ひとつには及ばない意から。
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