内で蛤、外では蜆
ことわざ「内で蛤、外では蜆」の意味・読み方・異形などを解説します。
内で蛤、外では蜆
うちではまぐり、そとではしじみ
| 言葉 | 内で蛤、外では蜆 |
|---|---|
| 読み方 | うちではまぐり、そとではしじみ |
| 意味 | 本当は気が小さいのに、家の中では偉そうに大きくふるまい、いったん外に出て他人の前に立つと、とたんに身を縮めておとなしくなってしまう人のたとえ。
蛤は海の浅瀬の砂にすむ、手のひらに載るほどの大きな二枚貝で、蜆は川や湖にすむ、指先ほどの小さな二枚貝である。家では蛤のように大きく見せていた人が、外では蜆のように縮んでしまうようすを、大小二つの貝の対比で表した言葉。 家の中と外とで態度が大きく違う人を指すものとして、「内弁慶外すばり」もほぼ同じ意味で用いる。 |
| 例文 | 家では弟たちに命令ばかりしている兄が、親戚の集まりでは母の後ろに隠れて、あいさつも満足にできない。まさに内で蛤、外では蜆だ。 |
| 異形 | 内に居る時の蛤貝、外へ出た時の蜆貝(うちにいるときのはまぐりがい、そとへでたときのしじみがい) |
| 内蛤外蜆(うちはまぐりそとしじみ) | |
| 場面 | 見栄を張る / 弱い |
| 使用漢字 | 内 / 蛤 / 外 / 蜆 / 居 / 時 / 貝 / 出 |
「内」を含むことわざ
- 毬栗も内から割れる(いがぐりもうちからわれる)
- 内閻魔の外恵比須(うちえんまのそとえびす)
- 内兜を見透かす(うちかぶとをみすかす)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 内に省みて疚しからず(うちにかえりみてやましからず)
- 内の米の飯より隣の麦飯(うちのこめのめしよりとなりのむぎめし)
- 内裸でも外錦(うちはだかでもそとにしき)
- 内弁慶(うちべんけい)
- 内弁慶外すばり(うちべんけいそとすばり)
- 内孫より外孫(うちまごよりそとまご)
「蛤」を含むことわざ
- 内で蛤、外では蜆(うちではまぐり、そとではしじみ)
- 雀、海に入って蛤となる(すずめ、うみにいってはまぐりとなる)
- その手は桑名の焼き蛤(そのてはくわなのやきはまぐり)
- 畑に蛤(はたけにはまぐり)
- 山に蛤を求む(やまにはまぐりをもとむ)
「外」を含むことわざ
- 顎が外れる(あごがはずれる)
- 当てが外れる(あてがはずれる)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 家を外にする(いえをそとにする)
- 内閻魔の外恵比須(うちえんまのそとえびす)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 内裸でも外錦(うちはだかでもそとにしき)
- 内弁慶外すばり(うちべんけいそとすばり)
- 内孫より外孫(うちまごよりそとまご)
- 頤を外す(おとがいをはずす)
「蜆」を含むことわざ
- 内で蛤、外では蜆(うちではまぐり、そとではしじみ)
- 蜆貝で海を量る(しじみがいでうみをはかる)
- 蜆千より法螺貝一つ(しじみせんよりほらがいひとつ)
「居」を含むことわざ
- 安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)
- 行く行くの長居り(いくいくのながおり)
- 居ずば出会え(いずばであえ)
- 居住まいを正す(いずまいをただす)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候角な座敷を丸く掃き(いそうろうかくなざしきをまるくはき)
- 居ても立っても居られない(いてもたってもいられない)
- 居ない者貧乏(いないものびんぼう)
- 居仏が立ち仏を使う(いぼとけがたちぼとけをつかう)
- 居留守を使う(いるすをつかう)
「時」を含むことわざ
- 挨拶は時の氏神(あいさつはときのうじがみ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
- ある時払いの催促なし(あるときばらいのさいそくなし)
- いざという時(いざというとき)
- 何時にない(いつにない)
- 今を時めく(いまをときめく)
- 飢えたる時は食を択ばず(うえたるときはしょくをえらばず)
「貝」を含むことわざ
- 鮑の貝の片思い(あわびのかいのかたおもい)
- 内に居る時の蛤貝、外へ出た時の蜆貝(うちにいるときのはまぐりがい、そとへでたときのしじみがい)
- 貝殻で海を量る(かいがらでうみをはかる)
- 蜆貝で海を量る(しじみがいでうみをはかる)
- 蜆千より法螺貝一つ(しじみせんよりほらがいひとつ)
