内閻魔の外恵比須
ことわざ「内閻魔の外恵比須」の意味・読み方を解説します。
内閻魔の外恵比須
うちえんまのそとえびす
| 言葉 | 内閻魔の外恵比須 |
|---|---|
| 読み方 | うちえんまのそとえびす |
| 意味 | 身内に対しては、地獄の閻魔さながらの険しい顔つきで威張るくせに、家の外で他人と会うと、恵比須様のような笑顔で人当たりよくふるまう人をいう。
「閻魔」は、死んだ人の生前の罪を裁くという地獄の王で、恐ろしい顔の代表。「恵比須」は七福神の一人で、いつも笑みを浮かべた福々しい顔で知られる。家の内と外とで、まるで別人のように顔を使い分けるさまを、二つの顔に引き当てて言っている。 これと近い言葉に、家では強気なのに人前に出ると小さく縮こまる「内弁慶外すばり」がある。そちらは外で小さくなるのに対し、この句は外で愛想よくする点が違う。 |
| 例文 | 近所では「感じのいいご主人」と評判の父だが、家では少しのことで声を荒らげる。母は内閻魔の外恵比須だとため息をついている。 |
| 場面 | うわべを繕う / 顔 |
| 使用漢字 | 内 / 閻 / 魔 / 外 / 恵 / 比 / 須 |
「内」を含むことわざ
- 毬栗も内から割れる(いがぐりもうちからわれる)
- 内兜を見透かす(うちかぶとをみすかす)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 内に省みて疚しからず(うちにかえりみてやましからず)
- 内の米の飯より隣の麦飯(うちのこめのめしよりとなりのむぎめし)
- 内裸でも外錦(うちはだかでもそとにしき)
- 内弁慶(うちべんけい)
- 内弁慶外すばり(うちべんけいそとすばり)
- 内孫より外孫(うちまごよりそとまご)
- 思い内にあれば色外に現る(おもいうちにあればいろそとにあらわる)
「閻」を含むことわざ
- 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる(うそをつくとえんまさまにしたをぬかれる)
- 内閻魔の外恵比須(うちえんまのそとえびす)
- 閻魔の色事(えんまのいろごと)
- 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがお、かえすときのえんまがお)
- 用ある時の地蔵顔、用なき時の閻魔顔(ようあるときのじぞうがお、ようなきときのえんまがお)
「魔」を含むことわざ
- 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる(うそをつくとえんまさまにしたをぬかれる)
- 閻魔の色事(えんまのいろごと)
- 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔(かりるときのじぞうがお、かえすときのえんまがお)
- 好事、魔多し(こうじ、まおおし)
- 邪魔が入る(じゃまがはいる)
- 断末魔(だんまつま)
- 魔が差す(まがさす)
- 用ある時の地蔵顔、用なき時の閻魔顔(ようあるときのじぞうがお、ようなきときのえんまがお)
「外」を含むことわざ
- 顎が外れる(あごがはずれる)
- 当てが外れる(あてがはずれる)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 家を外にする(いえをそとにする)
- 内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
- 内裸でも外錦(うちはだかでもそとにしき)
- 内弁慶外すばり(うちべんけいそとすばり)
- 内孫より外孫(うちまごよりそとまご)
- 頤を外す(おとがいをはずす)
- 思い内にあれば色外に現る(おもいうちにあればいろそとにあらわる)
「恵」を含むことわざ
- 空き店の恵比寿(あきだなのえびす)
- 出雲の神より恵比寿の紙(いずものかみよりえびすのかみ)
- 大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)
- 女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
- 経験は知恵の父記憶の母(けいけんはちえのちちきおくのはは)
- 下種の後知恵(げすのあとぢえ)
- 後悔は知恵の緒(こうかいはちえのいとぐち)
- 小男の総身の知恵も知れたもの(こおとこのそうみのちえもしれたもの)
- 猿知恵(さるぢえ)
- 三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)
「比」を含むことわざ
- 空き店の恵比寿(あきだなのえびす)
- 朝比奈と首引き(あさひなとくびひき)
- 出雲の神より恵比寿の紙(いずものかみよりえびすのかみ)
- 死を鴻毛の軽きに比す(しをこうもうのかるきにひす)
- 天にあらば比翼の鳥地にあらば連理の枝(てんにあらばひよくのとりちにあらばれんりのえだ)
- 団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)
- 比翼の鳥(ひよくのとり)
- 比丘尼に笄(びくににこうがい)
「須」を含むことわざ
- 空き店の恵比須(あきだなのえびす)
- 内閻魔の外恵比須(うちえんまのそとえびす)
- 灯心で須弥山を引き寄せる(とうしんでしゅみせんをひきよせる)
