滄海の遺珠
ことわざ「滄海の遺珠」(そうかいのいしゅ)の意味・読み方を解説します。
滄海の遺珠
そうかいのいしゅ
| 言葉 | 滄海の遺珠 |
|---|---|
| 読み方 | そうかいのいしゅ |
| 意味 | 優れた力がありながら、上に立つ人の目に留まらず、世に出る機会もないまま、知られずにいる人物のたとえ。
「滄海」は見渡すかぎりの青い海、「遺珠」は誰にも拾われずに残った真珠のこと。広い海のどこかで人知れず眠っている珠になぞらえた。 唐の時代、のちに宰相となる狄仁傑(てきじんけつ)は、地方の役所で働いていたころ、役人から無実の罪で訴えられた。呼び出して調べた高官はその才能に驚き、「あなたは滄海の遺珠と言ってよい」とたたえて、推薦して役職に就かせたと『新唐書』が伝える。四字に縮めた形は滄海遺珠である。 |
| 例文 | 小さな町工場に滄海の遺珠とも呼ぶべき腕利きの職人がいると聞き、社長はみずから足を運んで頭を下げた。 |
| 出典 | 『新唐書』狄仁傑伝 |
| 場面 | 才能・能力 / 正しく評価されない |
| 使用漢字 | 滄 / 海 / 遺 / 珠 |
「滄」を含むことわざ
- 滄海の遺珠(そうかいのいしゅ)
- 滄海の一粟(そうかいのいちぞく)
- 滄海変じて桑田となる(そうかいへんじてそうでんとなる)
「海」を含むことわざ
- 青海苔の答礼に太太神楽を打つ(あおのりのとうれいにだいだいかぐらをうつ)
- 海驢の番(あしかのばん)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)
- 海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 海も見えぬに船用意(うみもみえぬにふねようい)
- 嬰児の貝を以て巨海を測る(えいじのかいをもってきょかいをはかる)
「遺」を含むことわざ
- 遺憾なく(いかんなく)
- 遺憾の意を表する(いかんのいをひょうする)
- 箕裘の遺業(ききゅうのいぎょう)
- 恋の遺恨と食べ物の遺恨は恐ろしい(こいのいこんとたべもののいこんはおそろしい)
- 臭を万載に遺す(しゅうをばんさいにのこす)
- 千緒万端、遺漏あることなし(せんしょばんたん、いろうあることなし)
- 前世紀の遺物(ぜんせいきのいぶつ)
- 楚人弓を遺れて楚人之を得(そひとゆみをわすれてそひとこれをう)
- 虎を養いて自ら患を遺す(とらをやしないてみずからうれいをのこす)
- 道に遺ちたるを拾わず(みちにおちたるをひろわず)
