前世紀の遺物
ことわざ「前世紀の遺物」の意味・読み方を解説します。
前世紀の遺物
ぜんせいきのいぶつ
| 言葉 | 前世紀の遺物 |
|---|---|
| 読み方 | ぜんせいきのいぶつ |
| 意味 | あまりに古びて、いまの世の中では通用しなくなった人や物のこと。やり方などが時代にひどく後れているさまにも言う。
「前世紀」はいまの一つ前の世紀のことで、歴史の記録が始まる前の大昔をも表す。「遺物」は昔のものが後の世まで残ったもの。とうに過ぎ去った時代の品が、そのまま取り残されたかのように見る表現である。 文字どおりに、大昔から残っている物にも使われる。考え方の古さをいう言葉には「頭が古い」があり、それに比べて、こちらは人や物そのものに対しても言う。 |
| 例文 | ボタンだらけの古い携帯電話を取り出すと、友人に「まるで前世紀の遺物だね」と笑われた。 |
| 場面 | 役に立たない / 時世 |
| 使用漢字 | 前 / 世 / 紀 / 遺 / 物 |
「前」を含むことわざ
- 相手変われど手前変わらず(あいてかわれどてまえかわらず)
- 朝風呂丹前長火鉢(あさぶろたんぜんながひばち)
- 朝飯前(あさめしまえ)
- 朝飯前のお茶漬け(あさめしまえのおちゃづけ)
- 荒馬の轡は前から(あらうまのくつわはまえから)
- 嵐の前の静けさ(あらしのまえのしずけさ)
- 稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
- 命は風前の灯の如し(いのちはふうぜんのともしびのごとし)
- 後ろ千両前一文(うしろせんりょうまえいちもん)
- 後ろに柱前に酒(うしろにはしらまえにさけ)
「世」を含むことわざ
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 言えば世の常(いえばよのつね)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 一日敵を縦せば数世の患い(いちじつてきをゆるせばすうせいのうれい)
- 一文高の世の中(いちもんだかのよのなか)
- 一世を風靡する(いっせいをふうびする)
- 稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く(いねはみのるにつけてうつむき、さむらいはしゅっせにつけてあおむく)
- いらぬお世話の蒲焼(いらぬおせわのかばやき)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
「紀」を含むことわざ
- 新紀元を画する(しんきげんをかくする)
- 新紀元を開く(しんきげんをひらく)
- 前世紀の遺物(ぜんせいきのいぶつ)
「遺」を含むことわざ
- 遺憾なく(いかんなく)
- 遺憾の意を表する(いかんのいをひょうする)
- 箕裘の遺業(ききゅうのいぎょう)
- 恋の遺恨と食べ物の遺恨は恐ろしい(こいのいこんとたべもののいこんはおそろしい)
- 臭を万載に遺す(しゅうをばんさいにのこす)
- 千緒万端、遺漏あることなし(せんしょばんたん、いろうあることなし)
- 楚人弓を遺れて楚人之を得(そひとゆみをわすれてそひとこれをう)
- 虎を養いて自ら患を遺す(とらをやしないてみずからうれいをのこす)
- 道に遺ちたるを拾わず(みちにおちたるをひろわず)
- 野に遺賢なし(やにいけんなし)
