臭を万載に遺す
ことわざ「臭を万載に遺す」の意味・読み方を解説します。
臭を万載に遺す
しゅうをばんさいにのこす
| 言葉 | 臭を万載に遺す |
|---|---|
| 読み方 | しゅうをばんさいにのこす |
| 意味 | 悪い評判を、何代も先の人々の口にのぼるほど長く残すこと。
「万載」は一万年の意味で、果ての無い長い時の流れを指す。「臭」は鼻をつく悪いにおいを表す字。ここでは、人から嫌われる名前をたとえる。 中国の東晋の時代、大きな力を握り、皇帝の位をねらう心を抱いていた桓温(かんおん・武将の名)が、「後の世にほめられる名を残せないのなら、せめて悪名を長く残すくらいはしてもよかろう」と口にしたのが、この句の始まりとされる。同じ話は『世説新語』尤悔篇にも見える。 反対に、よい名を後の世に残すことは「芳を後世に流す」という。人は死んだあとに残る名を大切にせよと説く句としては虎は死して皮を留め、人は死して名を残すが知られる。四字の形にまとめた遺臭万載も、意味はこの句と変わらない。 |
| 例文 | 国のお金を使い込んで逃げた大臣は、臭を万載に遺すことになり、今も歴史の本で悪い役人の手本のように語られる。 |
| 出典 | 『晋書』桓温伝 |
| 場面 | 悪い行い / 評価 / 名誉 |
| 使用漢字 | 臭 / 万 / 載 / 遺 |
「臭」を含むことわざ
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- 一薫一蕕十年なお臭あり(いっくんいちゆうじゅうねんなおしゅうあり)
- 豕を抱いて臭きを知らず(いのこをだいてくさきをしらず)
- 臭い仲(くさいなか)
- 臭い飯を食う(くさいめしをくう)
- 臭い物に蠅がたかる(くさいものにはえがたかる)
- 臭い物に蓋をする(くさいものにふたをする)
- 臭いもの身知らず(くさいものみしらず)
- 口尚乳臭あり(くちなおにゅうしゅうあり)
- 銅臭(どうしゅう)
「万」を含むことわざ
- 足を万里の流れに濯う(あしをばんりのながれにあらう)
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 一人虚を伝うれば万人実を伝う(いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう)
- 一を以て万を知る(いちをもってばんをしる)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 一波纔かに動いて万波随う(いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう)
- 一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
- 家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)
- 風邪は万病のもと(かぜはまんびょうのもと)
「載」を含むことわざ
- 臭を万載に遺す(しゅうをばんさいにのこす)
- 俎上に載せる(そじょうにのせる)
