臭を万載に遺す

ことわざ「臭を万載に遺す」の意味・読み方を解説します。

言葉臭を万載に遺す
読み方しゅうをばんさいにのこす
意味悪い評判を、何代も先の人々の口にのぼるほど長く残すこと。
「万載」は一万年の意味で、果ての無い長い時の流れを指す。「臭」は鼻をつく悪いにおいを表す字。ここでは、人から嫌われる名前をたとえる。
中国の東晋の時代、大きな力を握り、皇帝の位をねらう心を抱いていた桓温(かんおん・武将の名)が、「後の世にほめられる名を残せないのなら、せめて悪名を長く残すくらいはしてもよかろう」と口にしたのが、この句の始まりとされる。同じ話は『世説新語』尤悔篇にも見える。
反対に、よい名を後の世に残すことは「芳を後世に流す」という。人は死んだあとに残る名を大切にせよと説く句としては虎は死して皮を留め、人は死して名を残すが知られる。四字の形にまとめた遺臭万載も、意味はこの句と変わらない。
例文国のお金を使い込んで逃げた大臣は、臭を万載に遺すことになり、今も歴史の本で悪い役人の手本のように語られる。
出典『晋書』桓温伝
場面悪い行い / 評価 / 名誉
使用漢字臭 / 万 / 載 / 遺

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