「名誉」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 55 件
「名誉」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全55件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
衣錦の栄(いきんのえい)
成功して錦の衣服を着て故郷に帰る名誉のこと。
一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
輝かしい功績をあげた人の陰には、多くの人の努力や苦労があるというたとえ。 指導者だけが功名を得ることを嘆く言葉。 一人の将軍が輝かしい功名をあげた陰には、犠牲となった一万人もの兵士の骨が戦場にさらされているとの意から。
位牌を汚す(いはいをけがす)
祖先の名誉や名声を傷つける。 「位牌」は、死者の戒名などを記した木の札。 「位牌に泥を塗る」ともいう。
男が立つ(おとこがたつ)
男としての名誉や面目が維持できること。
男を上げる(おとこをあげる)
立派な行いをして世間に認められ、男としての面目を高めること。
汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
身に受けた恥や汚名を拭い去ること。 「すすぐ」は「そそぐ」ともいう。
顔が立つ(かおがたつ)
その人の面目や名誉がたもたれるということ。
顔が潰れる(かおがつぶれる)
その人の名誉が傷つけられることのたとえ。
顔を立てる(かおをたてる)
その人の名誉が保たれるようにすること。
顔を潰す(かおをつぶす)
相手の面目や名誉を傷つけて、恥をかかせること。
顔を汚す(かおをよごす)
その人の面目を失わせたり、恥をかかせたりすることのたとえ。
肩身が広い(かたみがひろい)
世間に対して面目がたち、得意げにするさま。
汗馬の労(かんばのろう)
戦場での功績のこと。また、物事をまとめるために忙しく駆けずり回る苦労のこと。 「汗馬」は馬に汗をかかせることで、馬に汗をかかせるほどの働きとの意から。
傷が付く(きずがつく)
それまで汚れのなかった来歴に、もう消せない一点が残る。以後その人や家、組織が語られるときは、いつもその一点が付いて回る。
金字塔(きんじとう)
後世に残るような偉大な業績のこと。本来は、金の字の形をした塔の意からピラミッドのこと。
功成り名遂げて身退くは天の道なり(こうなりなとげてみしりぞくはてんのみちなり)
りっぱな仕事を成し遂げて名声を得たら、その地位にとどまらず退くのが、自然の摂理にかなった身の処し方であるということ。
功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる)
手柄を立てて、歴史に名を残すたとえ。「竹帛」は、竹の札と絹のこと。中国で、紙の発明以前に、これに文字を記したところから書物または歴史の意。「垂る」は、残すという意。
故郷へ錦を飾る(こきょうへにしきをかざる)
若い日に出ていった土地へ、身を立ててから戻ってくること。 出たときと戻ったときの姿の隔たりが、そのまま値打ちになる。 単に「錦を飾る」、また「錦(錦衣)を衣(着)て郷(故郷)に還(帰)る」ともいう。
沽券に関わる(こけんにかかわる)
品位や体面にさしさわることをいう。「沽券」は、土地や家の売買契約の証文のこと。転じて、体面の意。
死に花を咲かせる(しにばなをさかせる)
死に際が立派で、名誉を死後に残すこと。
即時一杯の酒(そくじいっぱいのさけ)
死んでから受ける名誉より、今すぐ飲める一杯の酒のほうがありがたいということ。
玉となって砕くとも瓦となって全からじ(たまとなってくだくともかわらとなってまったからじ)
名誉を守るために死ぬことはあっても、いたずらに生きながらえるだけのむなしい生涯を送りたくはないということ。 貴重な玉として砕かれてしまってもよいが、無価値な瓦として安全に生涯を全うしたいとは思わないとの意から。
竹帛の功(ちくはくのこう)
歴史に残るような偉大な功績。「竹帛」は昔中国で竹を削った札や帛に文字を書いたことから書物や歴史の意。
地に落ちる(ちにおちる)
盛んであった権威や名声などが衰え失われる。
得を取るより名を取れ(とくをとるよりなをとれ)
利益を得ることより、名誉を大切にせよということ。
虎は死して皮を留め、人は死して名を残す(とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをのこす)
虎は死後立派な皮を残して珍重され、人は死後その功績により名声が語り継がれるということ。 「虎」は「豹」、「留め・留む」は「残し・残す」ともいう。
名有りて実無し(なありてじつなし)
名声や評判ばかりが立派で、実際の内容や実力が伴わないこと。有名無実とも。
名が泣く(ながなく)
高い名声や評判にそぐわないようなことをして、評価を下げること。
某より金貸し(なにがしよりかねかし)
由緒ある家名を名乗って懐の寂しい暮らしより、金を貸す商いと見下されても蔵の詰まったほうを選ぶ。 なにがし・かねかしと、尻を揃えた言い方でからかっている。
名に背く(なにそむく)
名声や評判を裏切ること。 また、名声と実力が一致しないこと。
名に恥じない(なにはじない)
名声や評判などに、実力が伴っているさま。
名は実の賓(なはじつのひん)
世間の評判は、中身のあとから付いてくる従者にすぎない。 天子の座を譲ろうという申し出を、山に隠れ住む者が名は実の賓にすぎないと断ったときの言葉。 「賓」は招かれた客のことで、主人にあたるのは中身のほう。
名を惜しむ(なをおしむ)
自分の名誉や名声を大事にすること。 また、他人の名誉や名声に傷がつくのを残念におもうこと。
名を汚す(なをけがす)
名誉に反する行為をして、その名誉を傷つけること。 「名を辱める」ともいう。
名を捨てて実を取る(なをすててじつをとる)
名誉や名声などの体裁にこだわらず、実際の利益や内容を選ぶこと。 単に「実を取る」ともいう。
名を留める(なをとどめる)
後世まで名声を残すこと。名を残すこと。
名を取るより得を取れ(なをとるよりとくをとれ)
名誉や名声を得るより、実際の利益を得るほうがよいということ。
名を残す(なをのこす)
後世まで名声を残すこと。
抜け駆けの功名(ぬけがけのこうみょう)
人を出し抜いて手に入れた手柄。「抜け駆け」は自分の戦陣を抜け出して、人より先に敵陣に攻め込むこと。
恥を雪ぐ(はじをすすぐ)
受けた恥を取り去って、名誉を取り戻すこと。 「雪ぐ」は「そそぐ」とも読む。
花を持たせる(はなをもたせる)
身を退いて、勝利や名誉などを人に譲ること。
人は一代、名は末代(ひとはいちだい、なはまつだい)
人のからだは死ねば滅びてしまうが、その人の名は後世にまで残るので、死後に名前を残すような立派なことをせよということ。
骨を埋むとも名を埋めず(ほねをうずむともなをうずめず)
亡骸は墓の土に隠せても、その人の名までは土に隠せないということ。 書き遺したものが世にあるかぎり、名は消えないという意。 白居易が亡き友の詩文集に寄せた詩「故元少尹集の後に題す」から。
誉れは毀りの基(ほまれはそしりのもと)
名が上がるほど、その名を引きずり下ろそうとする声も生まれるということ。 世にもてはやされる立場は、そのまま陰口の的になる立場でもあるという戒め。
褒めらるる身の持ちにくさ(ほめらるるみのもちにくさ)
世間からほめられる立場になると、その評判に恥じないようにするのが難しく、常に注目されているので窮屈な思いをするということ。
面子が立つ(めんつがたつ)
体裁が保たれること。
面子を立てる(めんつをたてる)
相手が人前で恥をかかずに済むよう、こちらが折れて事を運ぶこと。
面目が立つ(めんぼくがたつ)
体裁が保たれて、人前で恥ずかしいおもいをせずに済むこと。 「面目」は「めんもく」とも読む。
面目が潰れる(めんぼくがつぶれる)
その人の名誉がひどく傷つくこと。
面目がない(めんぼくがない)
合わせる顔がないと感じるほど、引け目を覚えること。
面目丸潰れ(めんぼくまるつぶれ)
名誉や体面などがひどく傷付けられるさま。
面目を失う(めんぼくをうしなう)
名誉をひどく傷付けられること。世間からの評判を落とすこと。
面目を施す(めんぼくをほどこす)
素晴らしいことをして、世間からの評判を高めること。
面目躍如たるものがある(めんもくやくじょたるものがある)
その人ならではの持ち味が、振る舞いのはしばしにはっきり出ていること。
烈士は名に徇う(れっしはなにしたがう)
志を曲げない人間が惜しまないのは、財でも地位でもなく名のほうである。世間がどう呼ぶかに己の値打ちを賭け、そのためなら生き延びる道を選ばない。 欲の深い者は財のため、権を握る者は権のため、庶民は明日の糧のために身を削ると並べたうえで置かれた一句。
