虎は死して皮を留め、人は死して名を残すとは
虎は死して皮を留め、人は死して名を残す
とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをのこす
言葉 | 虎は死して皮を留め、人は死して名を残す |
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読み方 | とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをのこす |
意味 | 虎は死後立派な皮を残して珍重され、人は死後その功績により名声が語り継がれるということ。
「虎」は「豹」、「留め・留む」は「残し・残す」ともいう。 |
異形 | 虎は死して皮を留め、人は死して名を留む(とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをとどむ) |
豹は死して皮を留め、人は死して名を留む(ひょうはししてかわをとどめ、ひとはししてなをとどむ) | |
使用語彙 | 虎 / 留め / 人 |
使用漢字 | 虎 / 死 / 皮 / 留 / 人 / 名 / 残 / 豹 |
「虎」を含むことわざ
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 市に虎あり(いちにとらあり)
- 苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)
- 騎虎の勢い(きこのいきおい)
- 狐虎の威を借る(きつねとらのいをかる)
- 狐虎の威を藉る(きつねとらのいをかる)
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
- 虎口(ここう)
- 虎口を脱する(ここうをだっする)
- 虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 往に跡へ行くとも死に跡へ行くな(いにあとへゆくともしにあとへゆくな)
- 運を待つは死を待つに等し(うんをまつはしをまつにひとし)
- 親が死んでも食休み(おやがしんでもしょくやすみ)
「皮」を含むことわざ
- いい面の皮(いいつらのかわ)
- 薄皮の剝けたよう(うすかわのむけたよう)
- 嘘の皮(うそのかわ)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 栄耀に餅の皮を剝く(えようにもちのかわをむく)
- 皮切りの一灸(かわきりのひとひ)
- 皮引けば身が痛い(かわひけばみがいたい)
- 皮引けば身が付く(かわひけばみがつく)
- 皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る(かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる)
- 首の皮一枚(くびのかわいちまい)
「留」を含むことわざ
- 足留めを食う(あしどめをくう)
- 居留守を使う(いるすをつかう)
- お高く留まる(おたかくとまる)
- お留守になる(おるすになる)
- 心に留める(こころにとめる)
- 亭主は達者で留守が良い(ていしゅはたっしゃでるすがよい)
- 取り留めがない(とりとめがない)
- 泣くほど留めても帰れば喜ぶ(なくほどとめてもかえればよろこぶ)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
- 悪人あればこそ善人も顕る(あくにんあればこそぜんにんもあらわる)
「名」を含むことわざ
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 過ちの功名(あやまちのこうみょう)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 浮き名を流す(うきなをながす)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
- 汚名を雪ぐ(おめいをそそぐ)
- 歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
- 勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
「残」を含むことわざ
- 枝は枯れても根は残る(えだはかれてもねはのこる)
- 鬼の目にも見残し(おにのめにもみのこし)
- 心に残る(こころにのこる)
- 残念閔子騫(ざんねんびんしけん)
- 爪痕を残す(つめあとをのこす)
- 名を残す(なをのこす)
- 盗人の取り残しはあれど火の取り残しはなし(ぬすびとのとりのこしはあれどひのとりのこしはなし)
- 残り物には福がある(のこりものにはふくがある)
- 八分されてもまだ二分残る(はちぶされてもまだにぶのこる)
「豹」を含むことわざ
- 一斑を見て全豹を知る(いっぱんをみてぜんぴょうをしる)
- 一斑を見て全豹を評す(いっぱんをみてぜんぴょうをひょうす)
- 一斑を見て全豹を卜す(いっぱんをみてぜんぴょうをぼくす)
- 君子は豹変す(くんしはひょうへんす)
- 豹は死して皮を留め、人は死して名を留む(ひょうはししてかわをとどめ、ひとはししてなをとどむ)
- 豹変(ひょうへん)