豕を抱いて臭きを知らず
ことわざ「豕を抱いて臭きを知らず」の意味・読み方・異形などを解説します。
豕を抱いて臭きを知らず
いのこをだいてくさきをしらず
| 言葉 | 豕を抱いて臭きを知らず |
|---|---|
| 読み方 | いのこをだいてくさきをしらず |
| 意味 | 自分の持つ欠点や見苦しさを、当人はなかなか自覚できずにいるとするたとえ。
「豕(いのこ)」はイノシシの古い呼び名で、豚を表すときもある。くさい豕を抱きかかえていると、そのにおいが自分の体に移っても、抱いている当人には感じ取れない。そこからできた言葉。 「抱いて」の読みは「いだいて」でもよく、「豕を抱いて臭きを忘る」という形もある。意味の近いことわざに「息の臭きは主知らず」がある。 |
| 例文 | 友だちの口ぐせを笑っていたら、自分にも同じ口ぐせがあると言われた。豕を抱いて臭きを知らずで、まったく気づいていなかった。 |
| 異形 | 豕を抱いて臭きを忘る(いのこをだいてくさきをわする) |
| 場面 | 自分の欠点に気づかない / 欠点 |
| 使用漢字 | 豕 / 抱 / 臭 / 知 / 忘 |
「豕」を含むことわざ
- 豕を抱いて臭きを知らず(いのこをだいてくさきをしらず)
- 遼東の豕(りょうとうのいのこ)
「抱」を含むことわざ
- 頭を抱える(あたまをかかえる)
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 痛いのは辛抱しても痒いのは辛抱できぬ(いたいのはしんぼうしてもかゆいのはしんぼうできぬ)
- 生んだ子より抱いた子(うんだこよりだいたこ)
- 負うた子より抱いた子(おうたこよりだいたこ)
- 負ぶえば抱かりょう(おぶえばだかりょう)
- おんぶに抱っこ(おんぶにだっこ)
- 杞梓連抱にして数尺の朽有るも良工は棄てず(きしれんぽうにしてすうせきのくちあるもりょうこうはすてず)
- 少年よ、大志を抱け(しょうねんよ、たいしをいだけ)
- 辛抱する木に金がなる(しんぼうするきにかねがなる)
「臭」を含むことわざ
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- 一薫一蕕十年なお臭あり(いっくんいちゆうじゅうねんなおしゅうあり)
- 臭い飯を食う(くさいめしをくう)
- 臭い物に蠅がたかる(くさいものにはえがたかる)
- 臭い物に蓋をする(くさいものにふたをする)
- 臭いもの身知らず(くさいものみしらず)
- 口尚乳臭あり(くちなおにゅうしゅうあり)
- 銅臭(どうしゅう)
- 乳臭(にゅうしゅう)
- 糠味噌臭い(ぬかみそくさい)
「知」を含むことわざ
- 愛してその悪を知り、憎みてその善を知る(あいしてそのあくをしり、にくみてそのぜんをしる)
- 相対のことはこちゃ知らぬ(あいたいのことはこちゃしらぬ)
- 麻布で気が知れぬ(あざぶできがしれぬ)
- 足を知らずして履を為る(あしをしらずしてくつをつくる)
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- 明日をも知れぬ身(あすをもしれぬみ)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- いざ知らず(いざしらず)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
