麻布で気が知れぬ
ことわざ「麻布で気が知れぬ」の意味・読み方・異形などを解説します。
麻布で気が知れぬ
あざぶできがしれぬ
| 言葉 | 麻布で気が知れぬ |
|---|---|
| 読み方 | あざぶできがしれぬ |
| 意味 | 「なんのつもりで、あんなまねをするのか」と、相手の考えがまるでつかめないことを、しゃれでくるんだ言い方。
江戸の町の麻布には「六本木」と呼ばれる所があったが、名のもとになりそうな六本の木はどこにも見あたらない。そこで、木のありかが知れないという「木が知れぬ」を、音の同じ「気が知れない」の「気」に重ねた言葉遊びである。 ほかに、近くには目黒・白金・青山・赤坂と、色の字の入った地名が並んでいるのに「黄」だけが欠けているので、それを「黄が知れぬ」と言ったのがもとだとする見方もある。 |
| 例文 | 真冬に半袖一枚で山へ登るとは、まったく麻布で気が知れぬ。 |
| 異形 | 麻布のお方で気が知れぬ(あざぶのおかたできがしれぬ) |
| 場面 | 言葉遊び |
| 使用漢字 | 麻 / 布 / 気 / 知 / 方 |
「麻」を含むことわざ
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 麻に連るる蓬(あさにつるるよもぎ)
- 麻を荷って金を捨てる(あさをになってかねをすてる)
- 麻布で気が知れぬ(あざぶできがしれぬ)
- 快刀、乱麻を断つ(かいとう、らんまをたつ)
- 胡麻を擂る(ごまをする)
「布」を含むことわざ
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
- 経も読まずに布施を取る(きょうもよまずにふせをとる)
- 口と財布は締めるが得(くちとさいふはしめるがとく)
- 財布の底と心の底は人に見せるな(さいふのそことこころのそこはひとにみせるな)
- 財布の紐が堅い(さいふのひもがかたい)
- 財布の紐は首に掛けるより心に掛けよ(さいふのひもはくびにかけるよりこころにかけよ)
- 財布の紐を締める(さいふのひもをしめる)
- 財布を握る(さいふをにぎる)
- 布衣の交わり(ふいのまじわり)
「気」を含むことわざ
- 味も素っ気もない(あじもそっけもない)
- 頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
- 頭禿げても浮気はやまぬ(あたまはげてもうわきはやまぬ)
- 徒の悋気(あだのりんき)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- いい気なものだ(いいきなものだ)
- いい気になる(いいきになる)
- 意気が揚がる(いきがあがる)
「知」を含むことわざ
- 愛してその悪を知り、憎みてその善を知る(あいしてそのあくをしり、にくみてそのぜんをしる)
- 相対のことはこちゃ知らぬ(あいたいのことはこちゃしらぬ)
- 足を知らずして履を為る(あしをしらずしてくつをつくる)
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- いざ知らず(いざしらず)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
