季布の一諾
ことわざ「季布の一諾」の意味・読み方・異形などを解説します。
季布の一諾
きふのいちだく
| 言葉 | 季布の一諾 |
|---|---|
| 読み方 | きふのいちだく |
| 意味 | 一度「引き受けよう」と答えたら、何があっても必ずそのとおりにしてもらえる、まったく疑う余地のない約束のこと。
「季布」は、秦の終わりから漢の初めにかけて生きた、中国・楚の国の武将の名。「一諾」は、ひと言で「よし」と承知する意味。 中国の古い歴史の書物『史記』には、季布の伝記がおさめられている。季布は男気があって約束を重んじ、うけあった頼みごとは最後までやりとげる人物だった。そのため楚では、「黄金を百斤(ひじょうに多くの金)手に入れるより、季布のひと言の『よし』をもらうほうがいい」という言いならわしができたと伝わる。 「季布に二諾なし」は、同じ意味の別の言い方。季布一諾と一諾千金の二つの四字熟語も、この故事をふまえた言葉で、表す中身も近い。 |
| 例文 | あの人の「任せてくれ」は季布の一諾だから、もう心配はいらない。 |
| 出典 | 『史記』季布欒布列伝 |
| 異形 | 季布に二諾なし(きふににだくなし) |
| 場面 | 約束 / 信頼する |
| 使用漢字 | 季 / 布 / 一 / 諾 / 二 |
「季」を含むことわざ
- 季布の一諾(きふのいちだく)
- 節季の風邪は買っても引け(せっきのかぜはかってもひけ)
- 年季が入る(ねんきがはいる)
「布」を含むことわざ
- 麻布で気が知れぬ(あざぶできがしれぬ)
- 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず)
- 寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
- 経も読まずに布施を取る(きょうもよまずにふせをとる)
- 口と財布は締めるが得(くちとさいふはしめるがとく)
- 財布の底と心の底は人に見せるな(さいふのそことこころのそこはひとにみせるな)
- 財布の紐が堅い(さいふのひもがかたい)
- 財布の紐は首に掛けるより心に掛けよ(さいふのひもはくびにかけるよりこころにかけよ)
- 財布の紐を締める(さいふのひもをしめる)
- 財布を握る(さいふをにぎる)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
