家を徙して妻を忘る

ことわざ「家を徙して妻を忘る」の意味・読み方・異形などを解説します。

言葉家を徙して妻を忘る
読み方いえをうつしてつまをわする
意味度を越した物忘れのたとえ。肝心かなめのことを抜かしてしまう愚かしさにも、この言葉を当てる。
「徙す」は、住まいを別の所へ移すこと。昔の中国で、魯の国の君主である哀公が孔子に「引っ越しの際、自分の妻を置き去りにした男がいると聞くが、本当か」と尋ねた。孔子は「それはまだ軽いほうです。もっとひどいのは自分自身を忘れる者です」と答え、先祖の教えや国のきまりを捨てて酒と遊びにふけり、ついには天下の人々に討たれて国を失った、夏の王の桀を例に挙げたという。
同じ話は『説苑』敬慎にも見える。四字熟語の徙宅忘妻・徙家忘妻も、この故事を四字にまとめた言葉。
例文旅行に出かけたのに、パスポートを家に置いたまま空港に着くとは、家を徙して妻を忘るもいいところだ。
出典『孔子家語』賢君
異形 家を移して妻を忘る(いえをうつしてつまをわする)
場面物覚えが悪い / 愚かさ
使用漢字家 / 徙 / 妻 / 忘 / 移

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