上知と下愚とは移らずとは
上知と下愚とは移らず
じょうちとかぐとはうつらず

言葉 | 上知と下愚とは移らず |
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読み方 | じょうちとかぐとはうつらず |
意味 | 生まれつき賢い者、また、生まれつき愚かな者はあとからの教育や環境で変わるものではないということ。「上知」はすぐれた知恵、「下愚」はきわめて愚かなこと。 |
出典 | 『論語』陽貨 |
使用されている漢字
「上」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げ潮に乗る(あげしおにのる)
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 顎が干上がる(あごがひあがる)
- 梓に上す(あずさにのぼす)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
- 頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)
- 暗礁に乗り上げる(あんしょうにのりあげる)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 痛い上の針(いたいうえのはり)
- 痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる)
- いやが上にも(いやがうえにも)
- 憂いも辛いも食うての上(ういもつらいもくうてのうえ)
- 上に立つ(うえにたつ)
- 上には上がある(うえにはうえがある)
- 上見ぬ鷲(うえみぬわし)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 上を見れば方図がない(うえをみればほうずがない)
- うだつが上がらぬ(うだつがあがらぬ)
- 腕が上がる(うでがあがる)
- 産声を上げる(うぶごえをあげる)
- 上手に出る(うわてにでる)
- 上手を行く(うわてをいく)
- 上前を撥ねる(うわまえをはねる)
「知」を含むことわざ
- 相対のことはこちゃ知らぬ(あいたいのことはこちゃしらぬ)
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- いざ知らず(いざしらず)
- 衣食足りて栄辱を知る(いしょくたりてえいじょくをしる)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
- 一を識りて二を知らず(いちをしりてにをしらず)
- 命知らず (いのちしらず)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 言わずと知れた(いわずとしれた)
- 易者、身の上知らず(えきしゃ、みのうえしらず)
- 得体が知れない(えたいがしれない)
- 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
- 大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)
- お里が知れる(おさとがしれる)
- 推して知るべし(おしてしるべし)
- おっと合点承知之助(おっとがってんしょうちのすけ)
- 親の心、子知らず(おやのこころ、こしらず)
- 親の十七、子は知らぬ(おやのじゅうしち、こはしらぬ)
- 女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
- 陰陽師、身の上知らず(おんようじ、みのうえしらず)
- 嘉肴ありと雖も食らわずんばその旨きを知らず(かこうありといえどもくらわずんばそのうまきをしらず)
- 歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
- 勝手を知る(かってをしる)
- 彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)
- 奸知に長ける(かんちにたける)
「下」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭を下げる(あたまをさげる)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 男を下げる(おとこをさげる)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 嬶天下にからっ風(かかあでんかにからっかぜ)
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
- 肩の荷を下ろす(かたのにをおろす)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 金は天下の回り物(かねはてんかのまわりもの)
- 竈の下の灰まで(かまどのしたのはいまで)
- 髪を下ろす(かみをおろす)
- 下問を恥じず(かもんをはじず)
- 看板を下ろす(かんばんをおろす)
「愚」を含むことわざ
- 言うも愚か(いうもおろか)
- 愚か者に福あり(おろかものにふくあり)
- 愚公、山を移す(ぐこう、やまをうつす)
- 愚者の百行より知者の居眠り(ぐしゃのひゃっこうよりちしゃのいねむり)
- 愚者も千慮に一得有り(ぐしゃもせんりょにいっとくあり )
- 愚痴をこぼす(ぐちをこぼす)
- 愚の骨頂(ぐのこっちょう)
- 愚を守る(ぐをまもる)
- 経験は愚か者の師(けいけんはおろかもののし)
- 小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
- 大賢は愚なるが如し(たいけんはぐなるがごとし)
- 大智は愚の如し(たいちはぐのごとし)
- 年寄れば愚に帰る(としよればぐにかえる)
- 分別過ぐれば愚に返る(ふんべつすぐればぐにかえる)