衣食足りて栄辱を知るとは
衣食足りて栄辱を知る
いしょくたりてえいじょくをしる
言葉 | 衣食足りて栄辱を知る |
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読み方 | いしょくたりてえいじょくをしる |
意味 | 人は生活にゆとりができて、初めて礼儀や節度をわきまえるようになるということ。 |
異形 | 衣食足れば則ち栄辱を知る(いしょくたればすなわちえいじょくをしる) |
場面用途 | 礼儀 |
類句 | 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる) |
信心は徳の余り(しんじんはとくのあまり) | |
倉廩実ちて礼節を知る(そうりんみちてれいせつをしる) | |
使用語彙 | 衣食 / 栄辱 / 知る / 則ち |
使用漢字 | 衣 / 食 / 足 / 栄 / 辱 / 知 / 則 |
「衣」を含むことわざ
- 衣錦の栄(いきんのえい)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 衣鉢を継ぐ(いはつをつぐ)
- 衣鉢を伝う(いはつをつたう)
- 衣鉢を伝える(いはつをつたえる)
- 浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
- 衣鉢を継ぐ(えはつをつぐ)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 足留めを食う(あしどめをくう)
- 足止めを食らう(あしどめをくらう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
「足」を含むことわざ
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 足掻きが取れない(あがきがとれない)
- 挙げ足を取る(あげあしをとる)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足がある(あしがある)
- 足が重い(あしがおもい)
- 足が地に付かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が付く(あしがつく)
- 足が出る(あしがでる)
「栄」を含むことわざ
- 衣錦の栄(いきんのえい)
- 栄華の夢(えいがのゆめ)
- 栄耀に餅の皮を剝く(えようにもちのかわをむく)
- 槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)
- 正直貧乏、横着栄耀(しょうじきびんぼう、おうちゃくえよう)
- 見栄も外聞もない(みえもがいぶんもない)
- 見栄を張る(みえをはる)
「辱」を含むことわざ
- 衣食足りて栄辱を知る(いしょくたりてえいじょくをしる)
- 衣食足れば則ち栄辱を知る(いしょくたればすなわちえいじょくをしる)
- 命長ければ辱多し(いのちながければはじおおし)
- 君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
- 名を辱める(なをはずかしめる)
「知」を含むことわざ
- 相対のことはこちゃ知らぬ(あいたいのことはこちゃしらぬ)
- 明日知らぬ世(あすしらぬよ)
- 過ちを観て斯に仁を知る(あやまちをみてここにじんをしる)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- いざ知らず(いざしらず)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
「則」を含むことわざ
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)
- 尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず(ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず)
- 先んずれば則ち人を制す(さきんずればすなわちひとをせいす)
- 月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)
- 根浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る(ねあさければすなわちすえみじかく、もとやぶるればすなわちえだかる)
- 人衆ければ則ち狼を食らう(ひとおおければすなわちおおかみをくらう)
- 兵強ければ則ち滅ぶ(へいつよければすなわちほろぶ)
- 学びて思わざれば則ち罔し(まなびておもわざればすなわちくらし)
- 例外のない規則はない(れいがいのないきそくはない)