「卵」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 13 件
「卵」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
丸い殻を幾つも上へ積んだ形を持ち出して、いま置かれた際どさを言い表す。国や家が危ういところまで来ていると人に告げる場面で使われ、下の一つが抜ければ上まで残らず落ちる。
金の卵を産む鵞鳥を殺すな(きんのたまごをうむがちょうをころすな)
目先の大きな儲けに目がくらんで、末長く入ってくるはずの利を自ら断つな、という戒め。 毎日ひとつずつ金の卵を産む鵞鳥の腹を、飼い主が待ちきれずに割き、鳥もろとも実入りを失ったという寓話にもとづく。
コロンブスの卵(ころんぶすのたまご)
あとから見れば何でもないことでも、誰も気づかないうちにやってのけるのは容易でないということ。 新大陸の発見など大したことではないと言われたコロンブスが、では卵を立ててみよと座の者にうながし、誰の手にも余ったところで、卵の尻を軽くつぶして食卓に据えてみせたという。
卵に目鼻(たまごにめはな)
卵に目と鼻をつけたような、色白でかわいらしい顔だちのたとえ。
卵の四角(たまごのしかく)
あるはずのないことのたとえ。 四角い形の卵は存在しないことから。 「卵の四角と女郎の誠(四角い形の卵が存在しないのと同じで、女郎が誠意を持つことなどない)」ともいう。
卵を盗む者は牛も盗む(たまごをぬすむものはうしもぬすむ)
小さな悪事をはたらいた者は、いずれ大きな犯罪を犯すようになるということ。そのためにも、小さな悪事も見逃さずに戒めるべきであるということ。
卵を見て時夜を求む(たまごをみてじやをもとむ)
順序を考えず、あまりに早計に結果を求めるたとえ。 「時夜」は、鶏が夜明けに鳴いて時を知らせること。 卵のうちから、鶏に成長して時を告げることを待ち望むとの意から。
卵を以て石に投ず(たまごをもっていしにとうず)
損ばかりでなんにもならないことのたとえ。また、道理の通らない愚かな行為のたとえ。石に卵を投げつけても卵が割れるだけで石はなんともないことから。
卵を割らないでオムレツは作れない(たまごをわらないでおむれつはつくれない)
目的を達成するためには犠牲が必要であるというたとえ。西洋のことわざ。
てらつつきの子は卵から頷く(てらつつきのこはたまごからうなずく)
殻を破る前から、木をつつく時と同じ首の使い方を見せるらしい。 後に何をする者かは、物心のつかぬうちの仕草にもう出ている。
丸い卵も切りようで四角(まるいたまごもきりようでしかく)
物事は話し方、やり方しだいで円満にいくこともあれば、角が立つこともあるというたとえ。丸い卵も切り方によっては四角になるということから。「ものも言いようで角が立つ」と続けてもいう。
累卵(るいらん)
卵を積み重ねること。転じて、非常に不安定で危険なようすのたとえ。
累卵の危うき(るいらんのあやうき)
少し傾いただけで総崩れになる、そういう支えの利かない形にはまり込んでいること。持ちこたえているのは今この瞬間だけで、次の一押しに耐える余地が残っていない。 「累卵」は、丸い卵を上へ上へと重ねたもの。 魏から秦へ逃れた范雎が、いまの秦は卵を積み上げたように危うい、自分を用いればこそ安らかになると説き、昭王に取り立てられた。
- /
- 1ページ
