「決」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 16 件
「決」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
一人善く射れば百夫決拾す(いちにんよくいればひゃっぷけっしゅうす)
すぐれた人がひとりいると、その働きぶりに周りの大勢が心を動かされ、自分もやろうと奮い立つことのたとえ。 弓の名手が見事に射てみせれば、見ていた大勢の男たちも負けじと弓の道具を身に着け、自分も射ようと構える。そうした場面を描いた言葉である。「百夫」は多くの男たち、「決」は弦を引く指にはめる道具(ゆがけ)、「拾」は弦が当たらないように腕に着ける道具(ゆごて)のこと。 出どころは中国の古い歴史書『国語』の呉語の巻。越の重臣である種(文種)が越王句践に、呉では申胥(伍子胥のこと)や華登が兵士をよく鍛えていると述べてこの言葉を引き、戦っても勝てるとは限らないので、へりくだって和睦を申し入れるほうがよいと勧めた。
意を決する(いをけっする)
きっぱりと心を決める。
決まりが付く(きまりがつく)
物事が何らかの結果に落ち着き、決着すること。
決まりが悪い(きまりがわるい)
人前で自分の格好がつかず、気恥ずかしいこと。「決まり」はふるまいの収まり具合を指す。
決めてかかる(きめてかかる)
まだ確定していないのに、初めからそうであると思い込むこと。
決河の勢い(けっかのいきおい)
猛烈な勢いのたとえ。「決」は、切れる意。川の水の流れが堤防を決壊するようなすさまじい勢いであるということ。
決を採る(けつをとる)
議案の可否を賛成者の数できめること。
雌雄を決する(しゆうをけっする)
争って、どちらが勝ちか負けかをはっきりさせること。最後の決着をつけること。 「雌雄」は、優劣・勝ち負けの意。
死を決す(しをけっす)
もう命は惜しまぬと心を定める。 事に向かう前に、みずから退き道を閉ざしてしまう。
相場が決まっている(そうばがきまっている)
一般的にそうであると認識されていること。
どろんを決める(どろんをきめる)
その場からいきなりいなくなること。 「どろん」は芝居などで幽霊が出入りする時の効果音。
猫糞を決め込む(ねこばばをきめこむ)
悪事を隠したまま知らん顔をすること。 猫が糞をしたあとに足で砂をかけて隠すようすから。 「猫が糞を隠したよう」「[[猫糞*https://kokugo.jitenon.jp/word/p39481]]」「猫糞する」「猫糞を決め込む」ともいう。
籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す(はかりごとをいあくにめぐらし、かちをせんりのほかにけっす)
幕舎の奥で策を巡らすだけで、はるか彼方の戦の勝敗を決めてしまうこと。前線に出ずに全体を動かす、参謀の働きをいう。 漢の高祖が張良の力量をこう言い表した。「籌」ははかりごと、「帷幄」は幕で囲った将の居所のこと。
腹を決める(はらをきめる)
迷いを断ち切って、こうすると決心すること。
洞が峠を決め込む(ほらがとうげをきめこむ)
有利なほうに付こうとして、形勢をうかがうこと。 「洞が峠」は、京都府と大阪府の境にある峠の名。 筒井順慶が洞が峠から山崎の合戦の形勢をうかがい、優勢なほうに加勢しようとしたと伝えられたことから。史実に反しており、実際には撤兵して中立を保ったといわれている。
眦を決する(まなじりをけっする)
怒りや覚悟を面に出して、目尻が裂けんばかりに目を見張ること。 「眦」は、目尻を指す古い言い方。
- /
- 1ページ
