「移」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 12 件
「移」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
移木の信(いぼくのしん)
約束を確実に実行すること。中国秦の商鞅は法令を徹底させるために、都の南門に立てた木を北門に移した者に懸賞金を与えると布告し、その約束を守り人民を欺かないと実証したという故事から。
移れば変わる世の習い(うつればかわるよのならい)
時代が移り変われば世の中も変わっていくのが当然だということ。 「移り変わるは浮き世の習い」ともいう。
下愚の性移るべからず(かぐのせいうつるべからず)
見込みのない相手には、外からどれだけ手を入れても質が改まらない。 動かないとされた二つの極のうち、下の側だけを取り出した形で、育てる手にも及ばない範囲があると説く。
居は気を移す(きょはきをうつす)
住む場所や地位によって、人の性格や考え方は変わるということ。
愚公、山を移す(ぐこう、やまをうつす)
気の遠くなるような仕事でも、代を継いで手を止めずにいれば、いつかは果たせる。 年老いた愚公が、家の前を塞ぐ山を子や孫の代まで掛かって崩すと言い切り、その一途さに打たれた天の神が山ごと運び去ったという話に拠る。
心を移す(こころをうつす)
これまでとは別の対象に気持ちや愛情、関心などを向けること。
情が移る(じょうがうつる)
次第に愛情が沸いてくること。
上知と下愚とは移らず(じょうちとかぐとはうつらず)
たいていの人は身につけた習いによって右へも左へも動くが、飛び抜けて聡い側と、学ぶ気を持たない側の両端だけは動かない。 「性相近し、習い相遠し」の句に続けて置かれた一句。
俎上の魚江海に移る(そじょうのうおこうかいにうつる)
危機的な状況から脱して安全な場所に移ること。 まな板の上の魚が川や海に逃げるという意味から。 「俎」はまな板のこと。 「江海」は川や海のこと。
時移り事去る(ときうつりことさる)
時が過ぎゆくうちに、かつて時めいたものも、もとの姿をとどめなくなること。
時を移さず(ときをうつさず)
ある物事の後に時間を空けずに行う様子。すぐに。
富貴も淫する能わず、貧賤も移す能わず(ふうきもいんするあたわず、ひんせんもうつすあたわず)
豊かさに溺れず、乏しさにも折れない人のこと。 財と位を得ても身を持ち崩さず、食うにも困る境遇に落ちても信じるところを曲げない。このあとに「威武も屈する能わず(力ずくでも従わせられない)。これを大丈夫と謂う」と続く。
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