「だ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 74 件
「だ」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
大恩は報ぜず(だいおんはほうぜず)
小さな恩義はすぐに気づいて報いることができるが、大きな恩義はその大きさゆえに気づきにくく、感謝や報恩ができないということ。
大吉は凶に還る(だいきちはきょうにかえる)
運が向くのはありがたいが、極みまで行けばあとは下るしかなく、かえって凶に転じる。 何ごとも真ん中あたりで足りているのがよい、という見方で、易の考え方から出た言葉。
大工の掘っ立て(だいくのほったて)
よそからの頼みには腕をふるうのに、こと自分の身の回りとなると、得意なはずの仕事さえ後回しにしてしまうこと。 「掘っ立て」は柱を地面に埋めただけの粗末な建物。家づくりを生業とする者が、よりによってその小屋で寝起きしているという図である。
乃公出でずんば(だいこういでずんば)
「もし自分がやらなければ、いったい他の誰ができるというのか」の意。 「乃公」は男子が自分のことを尊大に言う語。俺さま・吾輩の意。
大黒柱(だいこくばしら)
一家や団体を支える中心人物。
「彼はわが社の[大黒柱]だ」大根と女房は盗まれるほど良い(だいこんとにょうぼうはぬすまれるほどよい)
大根や女房は盗まれたり手を出されたりするほうが魅力があるということ。
大根の皮取らぬ阿呆、生姜の皮取る阿呆(だいこんのかわとらぬあほう、しょうがのかわとるあほう)
大根は皮をむかないとまずい。生姜は皮をむくと食べるところが少なくなる。物事の適正を知らない愚か者のたとえ。
大根を正宗で切る(だいこんをまさむねできる)
大げさなことをするたとえ。また、大人物につまらないことをさせることのたとえ。 「正宗」は鎌倉時代の名刀。 たかが大根を切るのに名刀である正宗を使うことから。
醍醐味(だいごみ)
他のなにものにも変えがたい、そのものの真の味わいや楽しさ。真髄。
大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)
大きな事を行う時には、小さな事にも油断してはいけないということ。また、大きな目的を遂げるためには、小さな犠牲はやむを得ないということ。
大事は小事より起こる(だいじはしょうじよりおこる)
どのような大事も、取るに足りない小さなことが原因となって引き起こされるということ。小さな油断にも気をつけよという戒めの言葉。
大上段に構える(だいじょうだんにかまえる)
相手を威圧するような態度を取ること。 「大上段」は、刀を頭上に高く振りかざす構え。
大事を取る(だいじをとる)
軽々しく行動せず、用心して物事を行うこと。用心する。自重する。
大尽風を吹かす(だいじんかぜをふかす)
大金持ちのようにふるまっていばる。
大豆は畑の肉(だいずははたけのにく)
大豆には、良質のたんぱく質や脂肪が含まれ、肉にも負けないような栄養があるということ。
抱いた子の塵を食うを知らぬ(だいたこのちりをくうをしらぬ)
内輪のことには案外気が回らないというたとえ。 抱いている子どもが、ごみを口に入れても気がつかないことがあるとの意から。
橙が赤くなれば医者の顔が青くなる(だいだいがあかくなればいしゃのかおがあおくなる)
橙が色づく秋頃は過ごしやすく病人も少なくなり、仕事が減った医者の顔が青くなるということ。
大団円(だいだんえん)
演劇や小説などで、すべてがめでたく解決する最後の場面。「団円」は丸い意で、結末が丸く収まることから。
大地に槌(だいちにつち)
これ以上ないほど確かで、しくじる気づかいのまるでないことのたとえ。 足もとの地面ほど大きな的はなく、槌を振り下ろしたところで空を切ることはないところからいう。 「槌で大地を叩く」「地を打つ槌」ともいう。
大徳は小怨を滅ぼす(だいとくはしょうえんをほろぼす)
受けた恩が大きければ、少しの怨みや不満は気にならなくなるということ。 「大徳」は「たいとく」とも読む。 「大徳は小怨を滅す」ともいう。
大道廃れて仁義あり(だいどうすたれてじんぎあり)
人がおのずと備えていた大きな道理が見失われて、はじめて仁だ義だと徳目が声高に唱えられるようになるということ。 「大道」は作為を加えずとも万物が収まっていた本来のありようで、道徳をわざわざ言葉にして説くこと自体、すでにそれが崩れているしるしにほかならない。
台所を預かる(だいどころをあずかる)
家庭や組織などで、金銭のやりくりを任される。
大なり小なり(だいなりしょうなり)
多かれ少なかれ。程度の差はあれど。
大の虫を生かして小の虫を殺す(だいのむしをいかしてしょうのむしをころす)
小さなものを犠牲にして大きなものを守ること。 また、全体を生かすために一部分を犠牲にすることのたとえ。 「大の虫を生かして小の虫を殺す」ともいう。
大は小を兼ねる(だいはしょうをかねる)
大きな物は小さな物の代わりとしても使える。 小さい物より大きな物のほうが役に立つということ。
大勇は勇ならず(だいゆうはゆうならず)
本当に勇気のある人はむやみに人と争ったりしないので、一見勇気がないように見えるということ。「大勇は闘わず」「大勇は怯なるが如し」ともいう。
抱かさせば負ぶさる(だかさせばおぶさる)
一つ聞き入れてもらうと、そのまま次を求めて際限がなくなることのたとえ。 背に負ってやれば今度は前で抱けとせがむ、子どもの甘えぶりになぞらえた言い方。 「負ぶえば抱かろう」「負んぶすれば抱っこ」「抱かさせば負ぶさる」ともいう。
抱けばおんぶ(だけばおんぶ)
人の親切心に甘えて、つけあがること。親切に抱いてやると、次はおんぶをせがむの意。
出しにする(だしにする)
自分の利益のために、他のものを利用する。出しにする。 「出しにする」ともいう。
出すことは舌を出すのも嫌い(だすことはしたをだすのもきらい)
ひどくけちなことのたとえ。 金を出すのはもちろん、舌を出すのも嫌いとの意から。
