小の虫を殺して大の虫を助けるとは
小の虫を殺して大の虫を助ける
しょうのむしをころしてだいのむしをたすける
言葉 | 小の虫を殺して大の虫を助ける |
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読み方 | しょうのむしをころしてだいのむしをたすける |
意味 | 小さなものを犠牲にして大きなものを守ること。
また、全体を生かすために一部分を犠牲にすることのたとえ。 「大の虫を生かして小の虫を殺す」ともいう。 |
異形 | 大の虫を生かして小の虫を殺す(だいのむしをいかしてしょうのむしをころす) |
類句 | 尺を枉げて尋を直くす(しゃくをまげてじんをなおくす) |
寸を曲げて尺を伸ぶ(すんをまげてしゃくをのぶ) | |
小を捨てて大に就く(しょうをすててだいにつく) | |
使用漢字 | 小 / 虫 / 殺 / 大 / 助 / 生 |
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 大嘘はつくとも小嘘はつくな(おおうそはつくともこうそはつくな)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 大遣いより小遣い(おおづかいよりこづかい)
- 大摑みより小摑み(おおづかみよりこづかみ)
「虫」を含むことわざ
- 一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
- 疳の虫が起こる(かんのむしがおこる)
- 獅子、身中の虫(しし、しんちゅうのむし)
- 蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)
- 蓼の虫は蓼で死ぬ(たでのむしはたででしぬ)
- 飛んで火に入る夏の虫(とんでひにいるなつのむし)
- 鳴く虫は捕らえられる(なくむしはとらえられる)
- 夏の虫、氷を知らず(なつのむし、こおりをしらず)
「殺」を含むことわざ
- 欠伸を嚙み殺す(あくびをかみころす)
- 息を殺す(いきをころす)
- 馬は飼い殺せ、子供は教え殺せ(うまはかいころせ、こどもはおしえころせ)
- 窮鳥懐に入れば猟師も殺さず(きゅうちょうふところにいればりょうしもころさず)
- 金の卵を産む鵞鳥を殺すな(きんのたまごをうむがちょうをころすな)
- 薬師は人を殺せど薬人を殺さず(くすしはひとをころせどくすりひとをころさず)
- 薬人を殺さず、薬師人を殺す(くすりひとをころさず、くすしひとをころす)
- 食わぬ殺生(くわぬせっしょう)
- 声を殺す(こえをころす)
- 子供は教え殺せ、馬は飼い殺せ(こどもはおしえころせ、うまはかいころせ)
「大」を含むことわざ
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一木いずくんぞ能く大廈を支えん(いちぼくいずくんぞよくたいかをささえん)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 独活の大木柱にならぬ(うどのたいぼくはしらにならぬ)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
「助」を含むことわざ
- 遅い助けは助けにならぬ(おそいたすけはたすけにならぬ)
- 遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)
- おっと合点承知之助(おっとがってんしょうちのすけ)
- 神は自ら助くる者を助く(かみはみずからたすくるものをたすく)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 芸が身を助けるほどの不仕合わせ(げいがみをたすけるほどのふしあわせ)
- 芸は身を助ける(げいはみをたすける)
- 助長(じょちょう)
- 助長(じょちょう)