「棲」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 7 件
「棲」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
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故事・ことわざ・慣用句一覧
枳棘は鸞鳳の棲む所に非ず(ききょくはらんぽうのすむところにあらず)
すぐれた力をもつ人物にとって、つまらない役目や小さな土地は、長く腰をすえるに足る所ではない。徳の高い人ほど、どこに身を置くかをよく選ぶものだ、と説くときにも引かれる。 「枳棘」は、とげの多いからたちの木と、いばらのやぶのこと。「鸞鳳」は、鸞と鳳凰という、昔の中国の言い伝えにある気高くめでたい鳥。とげだらけのやぶに、そのような鳥は住みつかない。この取り合わせから、小さな土地や身分の低い役目を「枳棘」に、すぐれた人を「鸞鳳」に当てはめた句である。 もとの話は『後漢書』仇覧伝に見える。県の長官だった王渙は、部下として仕えていた仇覧の人がらと力を高く買い、「とげのやぶは鸞や鳳の住む所ではなく、百里四方ほどの小さな県は、すぐれた人の進む道ではない」と告げ、自分の給料ひと月分を元手として渡し、都の太学(国の最高の学校)へ学びに行かせた。大きな鳥で大人物をたとえる言い方には、[[鴻鵠の志*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1224.php]]などもある。
大魚は小池に棲まず(たいぎょはしょうちにすまず)
力のある者は、自分の丈に合わない小さな場所には長居をしない。 大きな魚が小さな池を棲みかにしないのと同じで、器に見合う場を求めて出ていく。
鎮守の沼にも蛇は棲む(ちんじゅのぬまにもへびはすむ)
どれほど清らかに見える場所にも、油断のならない相手はまぎれ込んでいるものだ。 神を祀る杜の沼にさえ、蛇はとぐろを巻いている。「鎮守」は、その土地に祀られて村を守る神。また、その社。
寺の隣に鬼が棲む(てらのとなりにおにがすむ)
ありがたい場所のすぐ隣に、まるで正反対の者が住んでいる。 世の中は、そういう並び方をしているものだ。
虎は千里の藪に棲む(とらはせんりのやぶにすむ)
優れたものは、広々として奥深い所にいるということ。虎は千里もあるような広い藪にすんでいるということから。
水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず)
水が澄みきっていると、餌も身を隠す場もなく魚は寄りつかない。人も、非の打ちどころのない生き方を通していると、周りが気詰まりを覚えてそばに集まらなくなる。
良禽は木を択んで棲む(りょうきんはきをえらんですむ)
すぐれた人物は、仕える相手を慎重に見定め、ふさわしい主人のもとで働くということ。 「良禽」は、かしこい鳥。かしこい鳥は、どの木でもよいわけではなく、住みよい木を選び抜いてから巣をかける、という意から。
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