遏雲の曲

ことわざ「遏雲の曲」の意味・読み方・異形などを解説します。

言葉遏雲の曲
読み方あつうんのきょく
意味空を行く雲さえ動きを止めて聞き入るほどの、見事な音楽や歌声のこと。歌や演奏のすばらしさをたたえるときに使う。
「遏(あつ)」は、さえぎって止めるという意味。
昔、中国の秦の国の薛譚は、名人の秦青のもとで歌を教わっていた。まだ教えをすべて身につけないうちに、もう十分だと思い込んで帰郷を願い出た。秦青は引き留めることなく、町の外れで別れの宴を開き、手拍子をとりながら悲しい歌をうたった。声は林の木々までふるわせ、その響きに、流れていく雲も止まったという。薛譚は自分の未熟さを思い知って師にわび、もう一度教えを受けることにして、その後は一生、帰りたいとは口にしなかった。この言い伝えに基づく。
「雲を遏む」ともいう。見事な歌声をたたえる言葉には「梁塵を動かす」もある。
例文合唱部が最後に歌った一曲は、まさに遏雲の曲と呼ぶにふさわしく、会場はしばらく静まり返った。
出典『列子』湯問
異形 雲を遏む(くもをとどむ)
場面優れている / 歌う
使用漢字遏 / 雲 / 曲

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