一片の雲も日を蔽う
ことわざ「一片の雲も日を蔽う」の意味・読み方を解説します。
一片の雲も日を蔽う
いっぺんのくももひをおおう
| 言葉 | 一片の雲も日を蔽う |
|---|---|
| 読み方 | いっぺんのくももひをおおう |
| 意味 | ほんのわずかで、ものの数にも入らないようなものが、ときとして大きな出来事の引き金になったり、行く手をふさいだりする。だから見くびってはならない、ということ。
空に浮かぶたった一つの小さな雲でも、太陽の前にかかれば、その光をさえぎる。句の形はこの眺めによる。「蔽う」は、間に入ってものを隠すこと。 似た句に一葉目を蔽えば泰山を見ずや「一指も亦明を蔽う」がある。前者は、目先の小さなことなどに心をとらわれて、大切なことに気づけなくなるのを戒めている。 |
| 例文 | たった一本のねじのゆるみが、大きな機械を止めてしまうこともある。一片の雲も日を蔽うというから、点検は手を抜かずにやろう。 |
| 場面 | 見下す・軽視する / ごく小さいもの |
| 使用漢字 | 一 / 片 / 雲 / 日 / 蔽 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「片」を含むことわざ
- 相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)
- 鮑の片思い(あわびのかたおもい)
- 片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
- 片意地を張る(かたいじをはる)
- 片腕をもがれたよう(かたうでをもがれたよう)
- 片が付く(かたがつく)
- 片口聞いて公事を分くるな(かたくちきいてくじをわくるな)
- 片手落ち(かたておち)
- 片手で錐は揉まれぬ(かたてできりはもまれぬ)
- 片肌脱ぐ(かたはだぬぐ)
「雲」を含むことわざ
- 遏雲の曲(あつうんのきょく)
- 出雲の神より恵比寿の紙(いずものかみよりえびすのかみ)
- 雲泥の差(うんでいのさ)
- 雲となり雨となる(くもとなりあめとなる)
- 雲に梯(くもにかけはし)
- 雲は竜に従い風は虎に従う(くもはりゅうにしたがいかぜはとらにしたがう)
- 雲行きが怪しい(くもゆきがあやしい)
- 雲を霞(くもをかすみ)
- 雲を摑む(くもをつかむ)
- 雲を衝く(くもをつく)
「日」を含むことわざ
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 明けた日は暮れる(あけたひはくれる)
- 明後日紺屋に今晩鍛冶屋(あさってこうやにこんばんかじや)
- 明後日の方(あさってのほう)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
「蔽」を含むことわざ
- 一言以て之を蔽う(いちげんもってこれをおおう)
- 一葉目を蔽えば泰山を見ず(いちようめをおおえばたいざんをみず)
- 一片の雲も日を蔽う(いっぺんのくももひをおおう)
