片口聞いて公事を分くるなとは
片口聞いて公事を分くるな
かたくちきいてくじをわくるな
言葉 | 片口聞いて公事を分くるな |
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読み方 | かたくちきいてくじをわくるな |
意味 | 訴訟の裁きは、一方の言い分だけを聞いて判定してはいけないということ。「片口」は一方だけの言い分、「公事」は訴訟のこと。 |
類句 | 両方聞いて下知をなせ(りょうほうきいてげちをなせ) |
使用語彙 | 片口 |
使用漢字 | 片 / 口 / 聞 / 公 / 事 / 分 |
「片」を含むことわざ
- 相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)
- 鮑の貝の片思い(あわびのかいのかたおもい)
- 鮑の片思い(あわびのかたおもい)
- 磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい)
- 片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
- 片意地を張る(かたいじをはる)
- 片腕を失う(かたうでをうしなう)
- 片腕をもがれたよう(かたうでをもがれたよう)
- 片が付く(かたがつく)
「口」を含むことわざ
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
- 開いた口に戸は立てられぬ(あいたくちにはとはたてられぬ)
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- 開いた口へ餅(あいたくちへもち)
- あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 可惜口に風ひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
「聞」を含むことわざ
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
- 言わぬことは聞こえぬ(いわぬことはきこえぬ)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
- 音に聞く(おとにきく)
- 聞いた事は聞き捨て(きいたことはききすて)
- 聞いた百文より見た一文(きいたひゃくもんよりみたいちもん)
- 聞いて呆れる(きいてあきれる)
- 聞いて極楽、見て地獄(きいてごくらく、みてじごく)
「公」を含むことわざ
- 愚公、山を移す(ぐこう、やまをうつす)
- 公然の秘密(こうぜんのひみつ)
- 三人寄れば公界(さんにんよればくがい)
- 述懐奉公身を持たず(じゅっかいぼうこうみをもたず)
- 乃公出でずんば(だいこういでずんば)
- 錦着ての奉公より襤褸着ての我が世(にしききてのほうこうよりつづれきてのわがよ)
- ひそかに諌めて公に褒めよ(ひそかにいさめておおやけにほめよ)
- 不足奉公は双方の損(ふそくぼうこうはそうほうのそん)
- 不足奉公は両方の損(ふそくぼうこうはりょうほうのそん)
「事」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)
- 悪事、身にかえる(あくじ、みにかえる)
- 悪事、千里を行く(あくじせんりをいく)
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 明日の事は明日案じよ(あすのことはあすあんじよ)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- 当て事と畚褌は先から外れる(あてことともっこふんどしはさきからはずれる)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 当て事は向こうから外れる(あてごとはむこうからはずれる)