「見下す・軽視する」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 70 件
「見下す・軽視する」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全70件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
顎で使う(あごでつかう)
高慢な態度で人をこき使うこと。 顎をしゃくるなどの合図だけで人を指図することから。 「顎で人を使う」「頤で人を使う」ともいう。
足蹴にする(あしげにする)
人に対してぞんざいな扱いをしたり、ひどい仕打ちを与えたりする。
甘く見る(あまくみる)
たいしたことはないと軽く見て、あなどる。
家柄より芋茎(いえがらよりいもがら)
良い家柄より、食べられる芋がらの方が値打ちがあるということ。「家柄」と「芋茎」の語呂合わせで、落ちぶれた名家をあざける言葉。
何れを見ても山家育ち(いずれをみてもやまがそだち)
大勢いる者のどれを見ても田舎育ちで、誰一人役に立ちそうにない。
一顧だにしない(いっこだにしない)
まったく気にとめない。少しも考えようとしない。 「一顧」は、ちょっと振り返ってみること。
一笑に付す(いっしょうにふす)
ただ笑って、まったく問題にしない。
一笑を買う(いっしょうをかう)
周囲の人から笑いものにされること。
一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
どんなに小さくて弱いものにも、それ相応の意地や考えがあるので侮ってはいけないということ。 わずか一寸の虫でもからだ半分の五分の魂があるとの意から。
犬も食わない(いぬもくわない)
嫌がって誰もまともに相手にしない、誰も取り合わないこと。 何でも食べる犬でさえも食べないとの意から。
馬の骨(うまのほね)
どんな来歴の持ち主かも辿れず、役にも立たない者として人を呼ぶ蔑んだ言い方。 骨だけになった馬は良し悪しの見分けがつかず、使いようもないことによる。
お高くとまる(おたかくとまる)
気位が高く、人を見下した態度をとること。
玩具にする(おもちゃにする)
相手を見くびってもてあそぶ。慰みものにする。
片腹痛い(かたはらいたい)
脇で見ていて、非常にばかばかしく滑稽に感じられるさま。
気位が高い(きぐらいがたかい)
自分の品位に誇りをもっていて、他者を見下すような態度をとる様子。
口尚乳臭あり(くちなおにゅうしゅうあり)
一人前の口を利くには、まだ場数がまるで足りていない。 相手を子ども扱いして突き放すときの言い回しで、漢の高祖が敵の大将を評した場面に由来する。
嘴が黄色い(くちばしがきいろい)
年が若くて経験が浅いことをあざけっていう言葉。ひな鳥の嘴が黄色いことから。
褻にも晴れにも歌一首(けにもはれにもうたいっしゅ)
普段の時も晴れの席でも、同じ歌一首しか詠めないということ。無能無芸を嘲笑う言葉。「褻」は、普段。
虚仮にする(こけにする)
人を見下して馬鹿にした態度をとること。 「虚仮」は愚かなこと。また、そのような人のこと。
粉米も嚙めば甘くなる(こごめもかめばあまくなる)
取るに足らないと思っていたものでも、時間をかけて向き合えば良さが出てくるということ。 「粉米」は、米を搗くときに割れて出る屑をいう。 売り物にならないその米ですら、嚙み続けていれば甘みが立ってくる。
山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
体は小さくても、激しい気性と優れた才能を持ち、侮り難い存在のたとえ。山椒の実は小粒ながら、激しい辛味を持つことから。「山椒」は、本来「さんしょう」という。
歯牙にも掛けない(しがにもかけない)
口の端にのぼせるまでもないとして、そっけなく捨て置くこと。「歯牙」は歯ときば。そこから、口に出す言葉や論じ合う事柄を指すようになった。
歯牙の間に置くに足らず(しがのかんにおくにたらず)
論じるには及ばない、と切り捨てる言い方。秦の二世皇帝に問われた叔孫通が、各地の蜂起を「群盗やこそ泥にすぎず、歯牙の間に置くに足らん」と答えた故事から。
下いびりの上へつらい(しもいびりのかみへつらい)
立場の弱い相手には居丈高に出るのに、力のある相手の前では一転して腰が低くなる。 相手を見て態度を作り変える人柄をあざける。
小事は大事(しょうじはだいじ)
些細なことから大事が起こる。小事だからといって物事をあなどってはいけないということ。
しょうもない(しょうもない)
つまらない、ばかばかしいなどの意味を表す言葉。 「仕様もない」が変化してできた言葉。
尻目に掛ける(しりめにかける)
他人を見下す態度を取ること。 「尻目」は目だけを動かして少し見ること。 「尻目」は「後目」とも書く。
白い目で見る(しろいめでみる)
相手を迎え入れる気のない、険しい目つきをする。 周りから爪弾きにされている側についてもいう。
児戯に等しい(じぎにひとしい)
少しの価値もないこと。
十把一絡げ(じっぱひとからげ)
いろいろな種類のものを、区別無くひとまとめにして取り扱うこと。また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとして粗末に取り扱うこと。
寸の金を切ることなし(すんのかねをきることなし)
指先ほどの金物ほど、断ち切るのに難儀する。 見た目の乏しさで高をくくると、存外の手強さに突き当たる。
雪駄の土用干し(せったのどようぼし)
ふんぞり返って、偉そうに歩く者をあざけっていう言葉。 雪駄を土用の頃、日に干すと反り返るところから。
先生と言われるほどの馬鹿でなし(せんせいといわれるほどのばかでなし)
先生という呼称は敬意を伴わない場合もある。先生と呼ばれて気分をよくするほど馬鹿ではないということ。また、先生と呼ばれていい気になっている者をあざけっていう言葉。
先祖に討ち死にさせて高枕(せんぞにうちじにさせてたかまくら)
先祖が戦いで手柄を立てて討ち死にし、財産を残してくれたおかげで、子孫が安楽に暮らしているということ。家代々の資産で安逸な生活をおくっている者をあざけっていう言葉。「高枕」は、安心しきっていることのたとえ。
高が知れる(たかがしれる)
程度がわかり、たいしたことはないということ。「高」は数量や金額の意。
高を括る(たかをくくる)
たいしたことはないと見くびること。
蛸の糞で頭へあがる(たこのくそであたまへあがる)
自分は思いあがって得意になっているが、他人からはいやしめられていることのたとえ。 かつては、本来の蛸の胴部が頭であると考えられていたことから、糞が頭にあることをいった語。
狸が人に化かされる(たぬきがひとにばかされる)
相手を甘く見て油断したために、だまそうとした相手から逆にだまされることのたとえ。 人をだますと言われている狸が、人からだまされてしまうことから。
小さくとも針は呑まれぬ(ちいさくともはりはのまれぬ)
小さいからといって侮ってはいけないという戒め。 いくら小さくても針をのみこむことはできないことから。
茶にする(ちゃにする)
ばかにしたりはぐらかしたりして、まじめに取り合わない。
ちゃんちゃらおかしい(ちゃんちゃらおかしい)
まともにとりあえないほど、ばかばかしい。滑稽だ。
調子を下げる(ちょうしをさげる)
聞き手に合わせて、ふだんより易しい話し方や中身に切り替える。 受けを取りたいばかりに水準を落とすときにも用いる。
何処の馬の骨(どこのうまのほね)
出どころの知れない相手を身内に迎えるものかと、突き放していう。とりわけ縁組みの話で、生い立ちの見えないことを盾に難色を示す。
無きになす(なきになす)
ないものとする。数にいれない。無視する。
嘗めてかかる(なめてかかる)
相手を馬鹿にしたりあなどったりすること。
呑んでかかる(のんでかかる)
相手を侮り、実力を見くびって高圧的な態度をとること。また、争いや試合などで自分の方が圧倒的に優位であると思い込んで相手に臨むさま。
白眼視(はくがんし)
相手を仲間として扱わず、よそよそしい素振りで遠ざけること。 晋の阮籍が、気に食わぬ客には目の白い所を向け、心を許した客には黒い瞳で応じたという話に拠る。
話にならない(はなしにならない)
話し合いができる状態ではないこと。 または、酷すぎて話す価値がないこと。
鼻であしらう(はなであしらう)
相手の話をまともに受け合わず、冷ややかに扱うこと。鼻先で生返事をするだけで済ますようすから。
鼻で笑う(はなでわらう)
相手の言動をくだらないものとして相手にせず、軽くあざけるように笑うこと。 相手を見下して、まともに取り合わない気持ちを含む言葉。
馬鹿にする(ばかにする)
相手を見下したり、軽視したりすること。
馬鹿を笑うも貧乏を笑うな(ばかをわらうもびんぼうをわらうな)
愚か者は自分が悪いのだが、貧乏は本人のせいばかりではないので、笑ってはいけないという戒めの言葉。
人を食う(ひとをくう)
相手を見下した態度や言動を取ること。
冷や飯を食う(ひやめしをくう)
冷たい扱いをされるたとえ。長男が家督を継ぐとされていた時代、次男以下の男子は冷遇され、家族の食事のあとに冷えた飯を食べていたことから。
顰蹙を買う(ひんしゅくをかう)
良識に反する言動をして、他人に軽蔑され嫌われるたとえ。「顰蹙」は、不快に感じて眉をひそめたり顔をしかめたりすること。
弊履を棄つるが如し(へいりをすつるがごとし)
破れた履物を捨てるように、惜しげもなく捨てることのたとえ。
臍が茶を沸かす(へそがちゃをわかす)
言い分があまりに間の抜けたもので、まじめに応じる気が失せる。 相手を低く見たうえで、あきれてみせるときにいう。 「臍で茶を沸かす」ともいう。
糸瓜の皮とも思わない(へちまのかわともおもわない)
まったく気にかけないこと。なんとも思わないこと。 「糸瓜」はつまらないものという意味で用いられることが多く、その皮ほどにも思わないとのことから、まったく気にかけないこと。 「なんの糸瓜の皮」「糸瓜の皮」ともいう。
屁とも思わない(へともおもわない)
その物事を軽んじて問題にしないこと。
細くても針は呑めぬ(ほそくてもはりはのめぬ)
どんなに細くても針を呑み込むことは出来ないように、たとえ小さくても決して見くびってはいけないということ。 「針は呑まれず」ともいう。
耳を貴び、目を賤しむ(みみをたっとび、めをいやしむ)
遠くのものを尊重して、近くのものを軽んじることのたとえ。また、昔を重んじて今を軽視することのたとえ。 人づてに聞いた話は鵜呑みにするのに、みずから確かめたことのほうは疑ってかかるとの意から。 「耳を信じて目を疑う」という言い方もある。
虫でも向かってくるものである(むしでもむかってくるものである)
小さく弱いものでもそれ相応の意地があるから、場合によっては強敵に立ち向かうこともある。どんな相手でもあなどってはいけないということ。
目糞、鼻糞を笑う(めくそ、はなくそをわらう)
自分の欠点に気付かず、他人の欠点をあざ笑うたとえ。 目糞が鼻糞のことを汚いと笑うとの意から。 「鼻糞が目糞を笑う」ともいう。
目じゃない(めじゃない)
問題として取り上げる必要のないこと。 また、実力などが自分よりも下で、相手にならないこと。
目八分に見る(めはちぶんにみる)
相手を自分より下と決めてかかった、高ぶった接し方をすること。
物の数ではない(もののかずではない)
わざわざ勘定に入れるまでもないこと。「物の数」は、数え上げるだけの重みがあるものを指す。
問題にならない(もんだいにならない)
比較や批判の対象とする価値がないこと。
安く見られる(やすくみられる)
相手から能力や価値を低く見積もられ、軽く扱われたり、軽視されたりすること。
若木に腰掛けな(わかぎにこしかけな)
若者は頼りにならないことのたとえ。また、将来性のある若者を踏みつけにするなということ。 若い木は折れやすいから腰掛けてはいけないということ。
若木の下で笠を脱げ(わかぎのしたでかさをぬげ)
若木が将来どんな大木に育つのかわからないように、若者も将来どんなに偉くなるかわからないので、ばかにしないで敬意を表して接すべきだということ。
