一言以て之を蔽う
ことわざ「一言以て之を蔽う」の意味・読み方を解説します。
一言以て之を蔽う
いちげんもってこれをおおう
| 言葉 | 一言以て之を蔽う |
|---|---|
| 読み方 | いちげんもってこれをおおう |
| 意味 | 多くの事柄を含んだものの全体を、その芯にあたる一言でまとめ上げること。
古い詩を三百ほど集めた『詩経』の中身を、孔子が思い邪なしという一言でまとめて評したときの言葉から。 「蔽う」は、上からかぶさって包みこむという意味。この一節をもとにした四字熟語に一言蔽之がある。 |
| 例文 | 長い会議だったが、一言以て之を蔽えば「予算が足りない」という話に尽きる。 |
| 出典 | 『論語』為政 |
| 場面 | 言葉遣い / 要点 |
| 使用漢字 | 一 / 言 / 以 / 之 / 蔽 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「言」を含むことわざ
- ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- あっと言う間(あっというま)
- あっと言わせる(あっといわせる)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 余りと言えば余り(あまりといえばあまり)
- 有り体に言う(ありていにいう)
「以」を含むことわざ
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
- 佚を以って労を待つ(いつをもってろうをまつ)
- 夷を以て夷を制す(いをもっていをせいす)
- 怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)
- 己を以て人を量る(おのれをもってひとをはかる)
- 恩を以て怨みに報ず(おんをもってうらみにほうず)
- 君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからず(きみきみたらずといえどもしんもってしんたらざるべからず)
- 牛刀を以て鶏を割く(ぎゅうとうをもってにわとりをさく)
- 楔を以て楔を抜く(くさびをもってくさびをぬく)
「之」を含むことわざ
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 一日之を暴めて十日之を寒す(いちにちこれをあたためてとおかこれをひやす)
- 遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 之を言う者罪無く、之を聞く者以て戒むるに足る(これをいうものつみなく、これをきくものもっていましむるにたる)
- 之繞を掛ける(しんにゅうをかける)
- 楚人弓を遺れて楚人之を得(そひとゆみをわすれてそひとこれをう)
- 民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず(たみはこれによらしむべし、これをしらしむべからず)
- 断じて行えば鬼神も之を避く(だんじておこなえばきしんもこれをさく)
- 尤めて之に効う(とがめてこれにならう)
「蔽」を含むことわざ
- 一言以て之を蔽う(いちげんもってこれをおおう)
