入木
ことわざ「入木」の意味・読み方・異形などを解説します。
入木
じゅぼく
| 言葉 | 入木 |
|---|---|
| 読み方 | じゅぼく |
| 意味 | 毛筆で書かれた文字や、その筆の跡のこと。書いた人の筆づかいが力強いさまを表すときにも使い、さらに広げて、字を書く芸である書道の意味にもなる。
中国が晋と呼ばれた時代、皇帝が都の北の郊外で祭りを行うとき、書の達人と仰がれた王羲之(おうぎし)が祈りの言葉を書いた板を、新しいものに替えようとした。職人が板の表を削り直したところ、墨が木の中へ三分(「分」は長さの単位)も入りこんでいたと伝わる。唐の時代の書物『書断』に記されたこの出来事から、木にしみ通るほど勢いのある筆の跡を「入木」と呼ぶ。読みは「にゅうぼく」ともいう。 書の道を表す言葉には入木道があり、同じ出来事を踏まえた四字熟語入木三分は、筆の力の強さに加え、物事を奥深くまで見抜くことも表す。 |
| 例文 | 祖父の書斎には、江戸時代の書家の入木を仕立てた掛け軸が掛けてある。 |
| 出典 | 『書断』 |
| 異形 | 入木(にゅうぼく) |
| 場面 | 技術 / 木 |
| 使用漢字 | 入 / 木 |
