「騙す」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「騙す」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全40件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
商人の空値(あきんどのそらね)
商人が駆け引きしてつける値段は、信用しがたいということ。
商人の元値(あきんどのもとね)
商人は計算高いので、商人の言う元値は本当かどうかわからないということ。
飴をしゃぶらせる(あめをしゃぶらせる)
うまいことを言って、相手を喜ばせ乗り気にさせること。また、大きく儲けるために、相手に少し儲けさせること。
いい鴨(いいかも)
こちらの思い通りに利用できそうな人のたとえ。 猟場で格好の獲物として狙われる鴨の意から。
一杯食う(いっぱいくう)
すっかりだまされる。たくらみに引っかかる。
一杯食わす(いっぱいくわす)
まんまと人をだます。うまくだます。
旨い事は二度考えよ(うまいことはにどかんがえよ)
うまい話には裏があったり危険が伴うことがあるので、すぐに飛びつかずにじっくり考えるのがよいという戒めの言葉。
旨い物食わす人に油断すな(うまいものくわすひとにゆだんすな)
気前よくもてなしてくる相手ほど、腹に何を抱えているか分からない。 馳走が先に立つ付き合いこそ、いったん身構えたほうがよい。
大嘘はつくとも小嘘はつくな(おおうそはつくともこうそはつくな)
誰も信用しないような大きな嘘はついても害が少ないが、小さな嘘は真偽がわかりにくく、人が信じ込む恐れがあるので、ついてはいけないということ。
送り狼(おくりおおかみ)
親切を装って女性を送るふりをして、途中で乱暴をはたらこうとする男のこと。夜中の山道などで人のあとをつけ、隙をみて襲おうとする狼(もしくは犬)に由来する。
狐と狸の化かし合い(きつねとたぬきのばかしあい)
一筋縄ではいかない者どうしが、手の内を隠したまま互いを出し抜こうとすること。化かすことにかけては引けを取らない獣を、二つ並べた言い方。
狐七化け、狸は八化け(きつねななばけ、たぬきはやばけ)
狐は七つのものに化けることができるが、狸は八つのものに化けられる。狐よりも狸のほうが化けるのが上手だということ。 「狐の七化け狸の八化け」ともいう。
口車に乗せる(くちぐるまにのせる)
巧みな言葉で言いくるめて人をだますことのたとえ。
口車に乗る(くちぐるまにのる)
相手の調子のよい話を真に受けて、まんまと運ばれてしまう。 口車は、耳当たりよく仕立てた誘いの言葉。
口三味線に乗せる(くちじゃみせんにのせる)
調子のよい掛け声で相手を持ち上げ、その気にさせてしまう。 口三味線は、三味線の音色を声だけで真似ること。中身のない伴奏で相手の気分を煽る意から。
芝居を打つ(しばいをうつ)
作り事を言ったり、見せたりして人を騙そうとすること。 「一芝居打つ」ともいう。
尻の毛まで抜かれる(しりのけまでぬかれる)
利用されて全て騙し取られること。
術中に陥る(じゅっちゅうにおちいる)
相手のたくらみに引き込まれ、その思うままに動かされてしまうこと。 「術中」は、しくまれたはかりごとの内側をいう。 「術中にはまる」ともいう。
上戸の手弱(じょうごのてよわ)
酒好きは、酒につられることが多いので誘惑に弱く、つけ込みやすいということ。
好きな事には騙され易い(すきなことにはだまされやすい)
好きなことは冷静な判断が出来にくく、深入りしやすいから、人の企みに陥りやすいということ。
船頭のそら急ぎ(せんどうのそらいそぎ)
本当は急いでいないのに、急いでいるふりをすることのたとえ。船頭が「船が出るぞ」と言って客を船に乗り込ませながら、なかなか船を出さないことから。
その手は食わない(そのてはくわない)
相手の計略を見抜き、それには引っかからないということ。
その手は桑名の焼き蛤(そのてはくわなのやきはまぐり)
調子のいい誘いには乗せられない、だまされないぞと洒落て返す言葉。 「その手は食わない」の「食わな」に、焼き蛤の名産地である「桑名」を掛けたもの。
狸が人に化かされる(たぬきがひとにばかされる)
相手を甘く見て油断したために、だまそうとした相手から逆にだまされることのたとえ。 人をだますと言われている狸が、人からだまされてしまうことから。
玉を衒いて石を売る(たまをてらいていしをうる)
値打ちのある物のように見せかけて、実際は粗末な物を売るたとえ。「衒う」は、見せびらかす意。高価な玉を見せびらかしておいて、実際には値打ちのない石を売りつけるということから。
誑しが誑しに誑される(たらしがたらしにたらされる)
甘い言葉で人を意のままにしてきた者が、同じ口達者にかかって手玉に取られる。誑しとは、巧みな物言いで人を丸め込む者をいう。
騙すに手なし(だますにてなし)
はじめから欺く腹づもりで向かってくる相手には、どれだけ身構えていても及ばない。また、その場を切り抜ける道が、偽りを使うほかに見当たらないときにもいう。
美人局(つつもたせ)
女が男を誘い込み、頃合いを見て夫や情夫が現れて、その男から金品を巻き上げること。 「つつもたせ」はもともと博打場の言葉で、そこから転じてこの手口を指すようになったという。「美人局」の三字は、中国の書物にある語を読みに当てたもの。
罪を着せる(つみをきせる)
自分の罪を、罪のない他の人に負わせること。
手玉に取る(てだまにとる)
自分の思うままに他人を操ること。
手に乗る(てにのる)
他人の計略などに引っ掛かること。
鼻毛を抜く(はなげをぬく)
相手の心を見抜いて騙したり、出し抜いたりすること。
化かす化かすが化かされる(ばかすばかすがばかされる)
人をだまそうとしたのに、人からだまされてしまうことのたとえ。
ぺてんに掛ける(ぺてんにかける)
作り事を本当らしく仕立てて、相手をすっかり信じ込ませる。 初めから欺くつもりで仕組んでいる場合にいう。
誉める人には油断するな(ほめるひとにはゆだんするな)
度を越して持ち上げてくる者ほど、その言葉を鵜呑みにせず身構えておきたい。 褒め言葉の裏には、何かしらの思惑が潜んでいるものだから。
眉に唾をつける(まゆにつばをつける)
騙されないように用心するたとえ。狐や狸に化かされないためには眉に唾を付けるのがよいという俗説から。 また、「眉に唾を塗る」「眉に唾する」ともいう。
目を欺く(めをあざむく)
表面を取り繕ったり偽ったりして、相手をだますこと。
目を晦ます(めをくらます)
見張る側の注意をよそへ向けさせ、その隙に事を運ぶこと。
羊頭を懸けて狗肉を売る(ようとうをかけてくにくをうる)
軒先に吊るしてあるのは羊の頭なのに、客の手に渡るのは犬の肉である。人目を引くために並べた品と、手渡される品とが別であるたとえ。 「羊頭を掛けて狗肉を売る」「羊頭を掲げて狗肉を売る」ともいい、縮めて羊頭狗肉という。
罠に掛ける(わなにかける)
うまい話や親切に見せかけた誘いを差し向けて、相手をこちらの都合のよい所へ引き出すこと。 乗せられた側から言うのが「罠に掛かる」「罠にはまる」で、誘いの裏を見ないまま足を踏み入れる。
