鼻毛を抜くについて

言葉 | 鼻毛を抜く |
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読み方 | はなげをぬく |
意味 | 相手の心を見抜いて騙したり、出し抜いたりすること。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「鼻」を含むことわざ
麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
とても痩せた男性の形容。麻殻は長く折れやすいもので、それに目鼻をつけたような男性という意から。
得手に鼻つく(えてにはなつく)
得意なことだと、つい気が緩んで失敗するというたとえ。
女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
女は目先のことにとらわれ、遠い先のことを見通す思慮に欠けているというたとえ。
南瓜に目鼻(かぼちゃにめはな)
丸顔で背が低く太っている人の形容。不器量な顔の形容。
木で鼻をくくる(きではなをくくる)
無愛想に応対するたとえ。冷淡にあしらうたとえ。「くくる」は、こするという意の「こくる」が変化した語。略して「木で鼻」ともいう。
彩ずる仏の鼻を欠く(さいずるほとけのはなをかく)
念を入れすぎたため、かえって大切な部分をこわしてしまうたとえ。「彩ずる」は彩色を施して飾る意。仏像を作り上げるのに、もう少し良くしようと手を加えているうちに肝心な鼻を欠いてしまうことから。
「毛」を含むことわざ
命は鴻毛より軽し(いのちはこうもうよりかろし)
命は尊いものだが、正義のためなら捨てても少しも惜しくはないということ。「鴻毛」は鴻の羽毛で、きわめて軽いことのたとえ。
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
家庭のしつけが悪い子どもは、外に出るとすぐにわかるということのたとえ。飼い主の手入れの悪い馬は、外に出た時に毛を振って汚れを落とそうとするので、すぐわかるという意から。
兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)
きわめて小さいことのたとえ。うさぎの細い毛の先で突いたほどのわずかという意から。
女の髪の毛には大象も繋がる(おんなのかみのけにはたいぞうもつながる)
女の魅力には、男の心を引きつける強い力があるというたとえ。女の髪の毛で足を繋がれて動けなくなった大きな象を、煩悩にとらわれて悟れない人にたとえた仏教の経典から。
髪の毛を逆立てる(かみのけをさかだてる)
はげしく怒るさま。
九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
多数の中のわずかな一部分のたとえ。取るに足りないことのたとえ。「九牛」は、多くの牛の意。多くの牛の中の一本の毛という意から。
「抜」を含むことわざ
垢が抜ける(あかがぬける)
容姿や服装、身のこなしなどが洗練されて、野暮ったい感じがなくなること。都会風になること。
灰汁が抜ける(あくがぬける)
嫌みがなくなってすっきりとしたようす。
足を抜く(あしをぬく)
好ましくない関係を断つこと。仲間から外れること。
荒肝を抜く(あらぎもをぬく)
ひどく驚かすこと。また、恐れさせること。 「荒肝」は、荒々しいこころ。また、肝っ玉の意。
生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
生きている馬の目を抜き取るほどすばやいこと。また、ずるくて油断も隙もならないことのたとえ。
生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
人をひどく驚かせる。 「生き胆」は生きている動物の肝。