「帷」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 5 件
「帷」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
帷幄に参ずる(いあくにさんずる)
戦いの作戦など、軍の大事な計画を内々で練る相談の席に加わること。広くは、表に出せない重大な話し合いに、内側の一員として入る意でも用いる。 「帷」と「幄」はどちらも幕のことで、昔の戦では大将のいる陣をこれらの幕で囲み、その内側で作戦を考えた。そこから「帷幄」は、戦の方針を決める本陣そのものも指す。「参ずる」は出向いてその場に加わる意。 本陣にあって主君を支える参謀のことは[[帷幄の臣*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1152.php]]という。
帷幄の臣(いあくのしん)
参謀のこと。「帷幄」は垂れ幕や引き幕のことで、その幕を張り巡らした本陣で主君を補佐し、作戦計画を立てる臣の意から。 作戦を練る内々の相談の席に加わることは[[帷幄に参ずる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8760.php]]という。
帷を下す(いをくだす)
①世間のわずらわしい用事から離れて部屋に閉じこもり、本を読んで学問ひとすじに過ごすこと。 ②塾を開いて、集まってきた弟子たちに学問を教えること。 中国、漢の時代の学者、董仲舒(とうちゅうじょ)の話から。董仲舒は部屋にとばりを垂らして書物を読み、弟子たちに講義をした。教えは古くからの弟子が新しい弟子へと順に伝えていったので、董仲舒本人の顔を一度も見ないまま学ぶ者もいたという。また、三年のあいだ自分の家の庭さえながめずに学問に励んだとも伝えられる。 「帷」は、部屋を仕切ったり外から見えなくしたりするのに垂らす布のこと。
寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
物事が逆さまであること。また、季節はずれで役に立たないことのたとえ。 「帷子」は裏地をつけない夏物の衣類、「布子」は木綿の綿入れのこと。 冬の寒い時に単衣の帷子を着て、夏の暑い時に綿入れを着るということから。 「土用布子(綿入れ)に寒帷子」「夏布子の寒帷子」ともいう。
籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す(はかりごとをいあくにめぐらし、かちをせんりのほかにけっす)
幕舎の奥で策を巡らすだけで、はるか彼方の戦の勝敗を決めてしまうこと。前線に出ずに全体を動かす、参謀の働きをいう。 漢の高祖が張良の力量をこう言い表した。「籌」ははかりごと、「帷幄」は幕で囲った将の居所のこと。
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