「満」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 12 件
「満」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
意に満たない(いにみたない)
満足出来ない。気に入らない。
偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず(えんそかわにのむもまんぷくにすぎず)
欲を出したところで、その身が受け取れる量は初めから知れている。持ち物や地位を求めすぎても仕方がない。 偃鼠、すなわちもぐらが大河に口をつけても、飲めるのは小さな腹に入るきりだ、という原文から。
山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
何事か変事が起こる前に、なんとなく不穏な気配がただよう様子。 「楼」は、高殿のこと。 山の雨が降り出す前には、前ぶれの風が高殿へ吹きつけることから。 「山雨来らんと欲して風楼に満つ」ともいう。
大食腹に満つれば学問腹に入らず(たいしょくはらにみつればがくもんはらにいらず)
食べ過ぎて満腹になると、頭の働きが鈍くなり、学問に集中できなくなるということ。
月落ち烏啼いて霜天に満つ(つきおちからすないてしもてんにみつ)
月は沈みかけ、どこかで烏が声を上げ、冷え冷えとした霜の気が空いっぱいに満ちている。夜半から明け方へ移ろうころの、旅寝の寂しさをよんだ一節。
月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)
何事も頂点に達したあとは、必ず衰え始めるというたとえ。 月は満月のあと徐々に欠けていくことから。 「満つれば虧く」ともいう。
桃李門に満つ(とうりもんにみつ)
教えを受けに来た者の中に、見どころのある若手がずらりと並んでいる。育てた側の力量がそこに表れる。 「桃李」は桃と李の木。よく実をつけることから、有望な若者のたとえに使う。
満更でもない(まんざらでもない)
口では否んでいても、実のところは満足している。 真正面から認めるのを避け、否み方をやわらげることで好意のほうを覗かせる。
満は損を招く(まんはそんをまねく)
器がいっぱいに満ちたところから先は、増えることはなく減るしかない。 おごって満ち足りた気でいる者は、そのぶんだけ取りこぼすということ。「謙は益を受く」と対にして説かれる。
満面朱を注ぐ(まんめんしゅをそそぐ)
恥ずかしさや怒りなどで顔が赤くなる様子。 「満面朱を注ぐ」ともいう。
満を持す(まんをじす)
十分に準備をして機会の到来を待つこと。 「満」は、みちること、みたすこと。ここでは、弓をいっぱいに引き絞ること。 弓をいっぱいに引き絞った状態で待ち構えるとの意から。
満を引く(まんをひく)
弓のつるを限度いっぱいまで引くこと。また、杯に酒を縁まで注いで飲み干すこと。
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