生年百に満たざるに、常に千歳の憂いを懐く
ことわざ「生年百に満たざるに、常に千歳の憂いを懐く」の意味・読み方・異形などを解説します。
生年百に満たざるに、常に千歳の憂いを懐く
せいねんひゃくにみたざるに、つねにせんざいのうれいをいだく
| 言葉 | 生年百に満たざるに、常に千歳の憂いを懐く |
|---|---|
| 読み方 | せいねんひゃくにみたざるに、つねにせんざいのうれいをいだく |
| 意味 | 百年と生きられない命なのに、千年も先のことにまで気をもみ続けている。こうして考えても仕方のない先々のことに頭を悩ませるのは愚かだという言葉。
「生年」は生きている年数、「千歳」は千年のこと。前半だけを取った「生年百に満たず」の形は、人の一生がいかに短いかをいうのに使う。 中国の詩文集『文選』にある「古詩十九首」第十五首の書き出しが出どころ。この詩はこの句のあと、夜の長さがつらいなら明かりを持って遊べばよい、楽しむなら機会を逃さず、来年など当てにするなとうたい、先の心配より今を楽しむようにすすめている。 |
| 例文 | 五十年後の生活まで気に病んで今日を楽しめずにいる友人に、生年百に満たざるに、常に千歳の憂いを懐くという句を教えた。 |
| 出典 | 『文選』古詩十九首 |
| 異形 | 生年百に満たず(せいねんひゃくにみたず) |
| 場面 | 愚かさ / 人生 |
| 使用漢字 | 生 / 年 / 百 / 満 / 常 / 千 / 歳 / 憂 / 懐 |
「生」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 生きた空もない(いきたそらもない)
- 生き血を吸う(いきちをすう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生きとし生けるもの(いきとしいけるもの)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
「年」を含むことわざ
- 商い三年(あきないさんねん)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 顎振り三年(あごふりさんねん)
- 好い年(いいとし)
- いい年をして(いいとしをして)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 烏賊の甲より年の劫(いかのこうよりとしのこう)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 一日の計は朝にあり一年の計は元旦にあり(いちにちのけいはあさにありいちねんのけいはがんたんにあり)
「百」を含むことわざ
- 悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一人善く射れば百夫決拾す(いちにんよくいればひゃっぷけっしゅうす)
- 一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 一行失すれば百行共に傾く(いっこうしっすればひゃっこうともにかたむく)
- 今参り百日(いままいりひゃくにち)
- 嘘八百(うそはっぴゃく)
「満」を含むことわざ
- 意に満たない(いにみたない)
- 盈満の咎め(えいまんのとがめ)
- 偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず(えんそかわにのむもまんぷくにすぎず)
- 九百九十九匹の鼻欠け猿、満足な一匹の猿を笑う(くひゃくくじゅうくひきのはなかけざる、まんぞくないっぴきのさるをわらう)
- 山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
- 小人の腹は満ち易し(しょうじんのはらはみちやすし)
- 大食腹に満つれば学問腹に入らず(たいしょくはらにみつればがくもんはらにいらず)
- 月落ち烏啼いて霜天に満つ(つきおちからすないてしもてんにみつ)
- 月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)
- 桃李門に満つ(とうりもんにみつ)
「常」を含むことわざ
- 過ちは人の常、許すは神の業(あやまちはひとのつね、ゆるすはかみのわざ)
- 言えば世の常(いえばよのつね)
- 奢る者は心常に貧し(おごるものはこころつねにまずし)
- 常軌を逸する(じょうきをいっする)
- 常山の舌(じょうざんのした)
- 常山の蛇勢(じょうざんのだせい)
- 千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず(せんりのうまはつねにあれどもはくらくはつねにはあらず)
- 常が大事(つねがだいじ)
- 常常良しの晴れなし(つねづねよしのはれなし)
- 常に来る客は歓迎されず(つねにくるきゃくはかんげいされず)
「千」を含むことわざ
- 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 値千金(あたいせんきん)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一双の玉臂千人の枕(いっそうのぎょくひせんにんのまくら)
- 一髪、千鈞を引く(いっぱつ、せんきんをひく)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 牛の歩みも千里(うしのあゆみもせんり)
「歳」を含むことわざ
- 歳寒の松柏(さいかんのしょうはく)
- 歳月、人を待たず(さいげつ、ひとをまたず)
- 歳月流るる如し(さいげつながるるごとし)
- 三歳の翁、百歳の童子(さんさいのおきな、ひゃくさいのどうじ)
- 男女七歳にして席を同じゅうせず(だんじょしちさいにしてせきをおなじゅうせず)
- 歳寒くして松柏の凋むに後るるを知る(としさむくしてしょうはくのしぼむにおくるるをしる)
- 日計足らずして歳計余り有り(にっけいたらずしてさいけいあまりあり)
- 年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず(ねんねんさいさいはなあいにたり、さいさいねんねんひとおなじからず)
- 人は十歳、木は一丈(ひとはじっさい、きはいちじょう)
- 百歳の後(ひゃくさいののち)
「憂」を含むことわざ
- 憂いも辛いも食うての上(ういもつらいもくうてのうえ)
- 憂き身をやつす(うきみをやつす)
- 憂き目に遭う(うきめにあう)
- 憂き目を見る(うきめをみる)
- 憂さを晴らす(うさをはらす)
- 遠慮なければ近憂あり(えんりょなければきんゆうあり)
- 杞憂(きゆう)
- 君子は憂えず懼れず(くんしはうれえずおそれず)
- 後顧の憂い(こうこのうれい)
- 采薪の憂い(さいしんのうれい)
