小人罪なし璧を懐いて罪あり
ことわざ「小人罪なし璧を懐いて罪あり」の意味・読み方・異形などを解説します。
小人罪なし璧を懐いて罪あり
しょうじんつみなしたまをいだいてつみあり
| 言葉 | 小人罪なし璧を懐いて罪あり |
|---|---|
| 読み方 | しょうじんつみなしたまをいだいてつみあり |
| 意味 | これといった落ち度のない者でも、暮らしぶりに釣り合わない値打ち物を抱え込めば、それだけで周りの欲を引き寄せてしまう。 持ち主に非があるのではなく、持ち物のほうが咎めを連れてくる。 「璧」は、平たく円く磨き上げた玉。 |
| 出典 | 『春秋左氏伝』桓公十年 |
| 異形 | 匹夫罪なし璧を懐いて罪あり(ひっぷつみなしたまをいだいてつみあり) |
| 璧を懐いて罪あり(たまをいだいてつみあり) | |
| 小人罪無し、玉を懐いて罪有り(しょうじんつみなし、たまをいだいてつみあり) | |
| 小人罪無し璧を懐いて罪あり(しょうじんつみなしたまをいだいてつみあり) | |
| 場面 | 平凡 / 不相応・釣り合わない / 災難に逢う |
| 使用語彙 | 小人 / 罪 / 無し / 有り |
| 使用漢字 | 小 / 人 / 罪 / 璧 / 懐 / 匹 / 夫 / 無 / 玉 / 有 |
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 大嘘はつくとも小嘘はつくな(おおうそはつくともこうそはつくな)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空誓文(あきんどのそらせいもん)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
- 悪人あればこそ善人も顕れる(あくにんあればこそぜんにんもあらわれる)
「罪」を含むことわざ
- 海賊が山賊の罪をあげる(かいぞくがさんぞくのつみをあげる)
- 功罪相償う(こうざいあいつぐなう)
- 功罪相半ばする(こうざいあいなかばする)
- 汁を吸うても同罪(しるをすうてもどうざい)
- 罪が無い(つみがない)
- 罪なくして配所の月を見る(つみなくしてはいしょのつきをみる)
- 罪なことをする(つみなことをする)
- 罪の疑わしきは軽くし、功の疑わしきは重くす(つみのうたがわしきはかるくし、こうのうたがわしきはおもくす)
- 罪を着せる(つみをきせる)
- 罪を憎んで人を憎まず(つみをにくんでひとをにくまず)
「璧」を含むことわざ
- 和氏の璧(かしのたま)
- 完璧(かんぺき)
- 小人罪なし璧を懐いて罪あり(しょうじんつみなしたまをいだいてつみあり)
- 双璧(そうへき)
- 白璧の微瑕(はくへきのびか)
- 連城の璧(れんじょうのたま)
「懐」を含むことわざ
- 褐を被て玉を懐く(かつをきてたまをいだく)
- 窮鳥懐に入れば猟師も殺さず(きゅうちょうふところにいればりょうしもころさず)
- 述懐奉公身を持たず(じゅっかいぼうこうみをもたず)
- 懐が暖かい(ふところがあたたかい)
- 懐が痛む(ふところがいたむ)
- 懐が寒い(ふところがさむい)
- 懐が深い(ふところがふかい)
- 懐と相談(ふところとそうだん)
- 懐にする(ふところにする)
- 懐を暖める(ふところをあたためる)
「匹」を含むことわざ
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 犬一代に狸一匹(いぬいちだいにたぬきいっぴき)
- 小姑一人は鬼千匹にむかう(こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう)
- 三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからず(さんぐんもすいをうばうべきなり、ひっぷもこころざしをうばうべからず)
- 大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
- 猫の子一匹いない(ねこのこいっぴきいない)
- 匹夫の勇(ひっぷのゆう)
- 匹夫も志を奪うべからず(ひっぷもこころざしをうばうべからず)
「夫」を含むことわざ
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 一夫関に当たれば万夫も開くなし(いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし)
- 同い年夫婦は火吹く力もない(おないどしみょうとはひふくちからもない)
- 親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせ、ふうふはにせ、しゅじゅうはさんせ)
- 漁夫の利(ぎょふのり)
- 三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからず(さんぐんもすいをうばうべきなり、ひっぷもこころざしをうばうべからず)
- 大丈夫、金の脇差(だいじょうぶ、かねのわきざし)
- 貞女は両夫に見えず(ていじょはりょうふにまみえず)
- 西風と夫婦喧嘩は夕限り(にしかぜとふうふげんかはゆうかぎり)
- 似た者夫婦(にたものふうふ)
「無」を含むことわざ
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 色気と痔の気の無い者はない(いろけとじのけのないものはない)
- 後ろに目無し(うしろにめなし)
- 氏無くして玉の輿(うじなくしてたまのこし)
- 有無相通じる(うむあいつうじる)
- 有無を言わせず(うむをいわせず)
- 遠慮は無沙汰(えんりょはぶさた)
「玉」を含むことわざ
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- 石、玉をつつみて山輝く(いし、たまをつつみてやまかがやく)
- 氏なくして玉の輿(うじなくしてたまのこし)
- 大目玉を食う(おおめだまをくう)
- お目玉を食う(おめだまをくう)
- 女は氏無うて玉の輿に乗る(おんなはうじのうてたまのこしにのる)
- 褐を被て玉を懐く(かつをきてたまをいだく)
- 雁の玉章(かりのたまずさ)
- 瓦は磨いても玉にならぬ(かわらはみがいてもたまにならぬ)
- 瓦も磨けば玉となる(かわらもみがけばたまとなる)
