「言」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 60 件
「言」から始まる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
言い得て妙(いいえてみょう)
的確で巧みに言い表している。
言い掛かりを付ける(いいがかりをつける)
こじつけの理由を持ち出して、相手に食ってかかること。 同じような言い方に「いちゃもんを付ける」「因縁を付ける」がある。
言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
多少筋が通らない意見でも、たくさんしゃべる人の意見に賛同する人が増え、結局は支持されるようになるということ。つまり、黙っていては、どんな良い意見も人には伝わらないということ。
言いたいことは明日言え(いいたいことはあすいえ)
言いたいと思ったことは、その場で口にせず一日おく。翌日になってもなお言うべきだと思えるなら、それは言ってよい言葉である。
言い出しこき出し笑い出し(いいだしこきだしわらいだし)
臭いと最初に言い出した者、笑い出した者が、おならをした犯人であるということ。転じて、人から聞いたと噂話を話す人が、噂を作り出した張本人であることが多いというたとえ。
言い含める(いいふくめる)
よく分かるように話して聞かせる。納得させる。
「事情を[言い含める]」言い寄る(いいよる)
仲良くなろうとして異性に近付く。くどく。
「異性に[言い寄る]」言う口の下から(いうくちのしたから)
言ったとたんに。言ったすぐあとから。 単に「口の下から」ともいう。
言うことなし(いうことなし)
非の打ち所がない。申し分がない。
言うた損より言わぬ損が少ない(いうたそんよりいわぬそんがすくない)
しゃべり過ぎに注意せよという戒めの言葉。 言い過ぎや言い間違いから受ける損より、黙っていたために受ける損のほうが少ないとの意から。
言うだけ野暮(いうだけやぼ)
誰もが言わなくても承知していることを、わざわざ口に出すのは愚かしいということ。
言うと行うとは別問題である(いうとおこなうとはべつもんだいである)
口で言うことと、それを実行することとは別で、言葉通りに実践するのは難しいということ。
言う勿れ、今日学ばずして来日ありと(いうなかれ、こんにちまなばずしてらいじつありと)
明日があるからといって、今日学ぶべきことを後回しにしてはいけない。学びはその時その時で真剣に取り組むべきであるということ。 朱熹が若者に対して学問に励む心構えを説いたもの。 さらにこの後に「謂う勿れ、今年学ばずして来年ありと」と続く。 「謂う」は「言う」とも書く。
言うなれば(いうなれば)
口に出して言ってみれば。たとえて言えば。
言うに言われぬ(いうにいわれぬ)
言葉ではうまく表現することが出来ないこと。 また、差し障りがあり、言いたくても言うことが出来ないこと。
言うに落ちず語るに落ちる(いうにおちずかたるにおちる)
問い詰められるうちはこらえられるのに、自分の調子で語りだしたとたん、肝心なところがこぼれる。 気を張っていない場面でこそ、口はゆるむ。 「落ちる」は本当のことを吐く意。 単に「語るに落ちる」ともいう。
言うに及ばず(いうにおよばず)
わざわざ言う必要がない。言うまでもない。
言うに事欠いて(いうにことかいて)
他の言い方があるだろうに。また、他の話題があるだろうに。 非難の気持ちを込めて言う語。
言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)
口で唱えるだけならいくらでもできるが、そのとおりに身を動かすとなると容易ではない。 立派なことを言う者が必ずしも徳のある者とは限らないのはそのためだ、と説かれた言葉。
言うまいと思えど今朝の寒さかな(いうまいとおもえどけさのさむさかな)
どうしようもない寒さだと分かりつつも、今朝の寒さに耐えられず、思わず「寒い」と言葉に出してしまった気持ちを詠んだもの。
言うまでもない(いうまでもない)
明白であるため、特に説明する必要がないこと。分かりきっていていう必要がないこと。
言うも愚か(いうもおろか)
当然のことで、わざわざ言う必要もないこと。
言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
たとえを使って遠回しに述べた批判なら、口にした人がとがめられることはないし、耳にした人もわが身に照らして、行いを改めるきっかけにできる。 中国の古い詩集『詩経』の序文の一節で、諸国の民の歌(風)が、上に立つ人の政治をそれとなくいさめる働きを持つことを説いたもの。「聞く者」は、国を治める側の人を指す。
言えば世の常(いえばよのつね)
言葉にして言ってしまうと、どこにでもある平凡なことのように響いてしまい、本当のありさまを表しきれない、ということ。 美しさや悲しさなどの度合いがあまりに大きく、とても言葉では言い表せないときに使う。 昔の物語や随筆に出てくる言い回し。「世の常」は、世の中によくある並みのことの意。「言うも世の常」ともいう。 [[筆舌に尽くし難い*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4153.php]]や[[名状しがたい*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8393.php]]も、これと通じる意味をもつ。
言って退ける(いってのける)
普通は言いにくいとされることをあえて言うこと。また、堂々と言うこと。
言わず語らず(いわずかたらず)
「言う」と「語る」という、意味の近いことばを二つ並べて、何も口にしないさまを、より強く言い表したもの。 多く「言わず語らずのうちに」の形で使い、改まってことばで説明しなくても相手が事情をくみ取ってくれる場合や、黙ったまま行動に移る場合に使う。 なお、見出しの形がよく似た[[言わずもがな*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5171.php]]は、「口に出さずにおくのがよい」「言うまでもない」の意味で、別の言葉。
言わずと知れた(いわずとしれた)
説明する必要もなく。言うまでもなく。わかりきっている。
言わずもがな(いわずもがな)
言う必要のない。言わないほうがいい。言うべきではないこと。また、言うまでもなく。もちろん。言うまでもなくはっきりとしていること。
言わでもの事(いわでものこと)
あえて口に出す必要のない、余計な事柄。うっかり言えば、場の空気を悪くしたり、自分が恥をかいたりすることにもなる。 また、だれでも知っている当たり前の内容で、今さら口にするまでもない事柄にも使う。 「言わで」は「言わないで」を古めかしく言った形で、全体を一つの名詞のように扱う。似た意味を表す語として[[言わずもがな*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5171.php]]があり、こちらも「言わずもがなのこと」の形で同じように使われる。
言わぬが花(いわぬがはな)
はっきりと口に出していうより、黙っていたほうが趣があるということ。
