言い出しこき出し笑い出しについて

言葉 | 言い出しこき出し笑い出し |
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読み方 | いいだしこきだしわらいだし |
意味 | 臭いと最初に言い出した者、笑い出した者が、おならをした犯人であるということ。転じて、人から聞いたと噂話を話す人が、噂を作り出した張本人であることが多いというたとえ。 |
出典 | - |
類句 | 放り出しの嗅ぎ出し(ひりだしのかぎだし) |
屁と火事は元から騒ぐ(へとかじはもとからさわぐ) |
使用されている漢字
「言」を含むことわざ
ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)
人の意見や忠告などに対して、素直に従わずあれこれと理屈をこねること。
合言葉にする(あいことばにする)
仲間うちで、自分たちの目標や主張を表した言葉を決めて掲げる。 「大会優勝を合言葉にして練習に取り組む」
呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
あまりのひどさにあっけに取られて、何も言えないようす。声もでないようす。
明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
先のことはわからない。未来のことは予測できないというたとえ。
あっと言わせる(あっといわせる)
想像もしていないような意外なことをして、周囲の人を驚かせたり、感心させたりする。
後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
上品ぶった言葉や、うわべだけ飾った体裁だけのお世辞は、すぐに化けの皮がはがれるということ。「正月言葉」は正月に使う体裁ぶった言葉の意で、上品ぶった使いなれない言葉のこと。
「出」を含むことわざ
愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
人を愛する時は、少しずつ長く続けるのがよいということ。
青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
弟子が師よりまさってしまうことのたとえ。青色の染料は藍から採るが、その青色がもとの藍よりも青く美しいという意から。
垢は擦るほど出る、あらは探すほど出る(あかはこするほどでる、あらはさがすほどでる)
垢は擦れば擦るほど出る。欠点も探せばきりがないほど出てくるということ。
明るみに出る(あかるみにでる)
隠されていたり、知られていなかった物事が、世間に知られる。 おもに、知られると悪い物事について用いる。
顎を出す(あごをだす)
疲れ果てる。 歩き疲れて足が動かず、あごを前につき出したような恰好になることから。
朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
絶対に起こるはずがないことのたとえ。
「笑」を含むことわざ
朝のぴっかり姑の笑い(あさのぴっかりしゅうとめのわらい)
当てにならないことのたとえ。朝さんさんと日がさして天気がよいのと、姑の笑顔は変わりやすく当てにはできないという意から。
明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
先のことはわからない。未来のことは予測できないというたとえ。
怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず)
怒って強い態度で向かってきた者に対しても、優しい態度で接するほうが効果的であるということ。怒って振り上げた拳も、相手の笑顔に気勢をそがれて打ち下ろせないという意から。
一笑に付す(いっしょうにふす)
ただ笑って、まったく問題にしない。
一笑を買う(いっしょうをかう)
周囲の人から笑いものにされること。
一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
わずかな金銭を粗末に扱うものは、いつかそのわずかな金銭に泣くはめになる。たとえわずかな金額でも大事にしなければならないという戒めのことば。