「首」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 36 件
「首」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
匕首に鍔(あいくちにつば)
釣りあわない物、ふさわしくない物のたとえ。「匕首」は鍔のない短刀のこと。「鍔」は刀の柄と刀身の間にあり拳を防御する金具。匕首に鍔をつけても不似合いなことから。
朝比奈と首引き(あさひなとくびひき)
到底かなわないこと、勝負にならないことのたとえ。 怪力で名高い鎌倉時代の武将、朝比奈義秀と首引き(首に紐をかけて引き合う遊び)をしても勝てるわけがないことから。
足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
異性に惚れ込み夢中になることのたとえ。 歯の高い下駄である足駄を履いていても、なお首まで浸かってしまうほど深い場所にはまり込むとの意から。
鬼の首を取ったよう(おにのくびをとったよう)
まるで鬼を退治して首を取るという大手柄を立てたかのように得意になるようす。
鶴首(かくしゅ)
待ち望むこと。待ちわびる。鶴の首のように首を長くする意から。
鎌首をもたげる(かまくびをもたげる)
よくないことが起こる気配がある。また、暫く鳴りをひそめていた動きが再び活発化すること。 「鎌首」は、ヘビやカマキリなどが威嚇や攻撃をするために、鎌のように持ち上げた首。 「もたげる」は、持ち上げること。多くは、よくない動きについていう。
雁首を揃える(がんくびをそろえる)
その場に関係者が集まる様子。 「雁首」は人の首や頭の俗称。
狐死して丘に首す(きつねししてきゅうにしゅす)
死ぬ間際まで、生まれ育った土地に心を向けているということ。物のもとを忘れないたとえにも使う。 狐は息を引き取るとき、住み慣れた丘のほうへ頭を向けるという。
鳩首(きゅうしゅ)
人々が集まって、額をくっつけるようにして相談すること。「鳩」は、集めるという意。
牛首を懸けて馬肉を売る(ぎゅうしゅをかけてばにくをうる)
客寄せに門へ牛の頭を吊るしておきながら、奥では馬の肉を量って渡す。人へ向けて掲げる建前と、その手でしていることとが揃っていない場合をいう。斉の霊公が、宮中では女に男の装いをさせておきながら民にはこれを禁じたのを、晏子がこの言い方で諫めたという。
首が危ない(くびがあぶない)
解雇されそうな状態のこと。
首が繋がる(くびがつながる)
職を追われる寸前で踏みとどまれること。
首が飛ぶ(くびがとぶ)
解雇されること。
首が回らない(くびがまわらない)
借金が重なって、お金の遣り繰りがつかなくなるさま。
首縊りの足を引く(くびくくりのあしをひく)
首をくくって死のうとしている人の足を引っぱるような、むごいことをするたとえ。
首の皮一枚(くびのかわいちまい)
ほんの僅かではあるが、可能性がのこっている様子。 もとは、斬首刑で斬られた首と胴体が皮一枚でつながっている状態をいった言葉で、現在用いられる意味とは異なる。
首振り三年、ころ八年(くびふりさんねん、ころはちねん)
尺八は、首を振りながら吹けるようになるのに三年かかり、ころころというよい音を出すのには八年かかるということ。何事を成すにも、それ相応の修練が要るというたとえにもいう。
首を傾げる(くびをかしげる)
腑に落ちない気持ちが、首を斜めに傾ける仕草になって表れること。
首を切る(くびをきる)
一方的に解雇すること。
首を縦に振る(くびをたてにふる)
頷くこと。また、承諾すること。
首を突っ込む(くびをつっこむ)
興味や関心のある物事に関わりを持つ。仲間になる。また、深入りする。 「頭を突っ込む」ともいう。
首を長くする(くびをながくする)
あることが実現するのを待ち望むさま。
首を捻る(くびをひねる)
納得がいかず、あれこれ思案するようす。
首を振る(くびをふる)
頭を左右にふって、不承知または否定のきもちをあらわす。
褻にも晴れにも歌一首(けにもはれにもうたいっしゅ)
普段の時も晴れの席でも、同じ歌一首しか詠めないということ。無能無芸を嘲笑う言葉。「褻」は、普段。
小首を傾げる(こくびをかしげる)
首をほんの少し傾ける、思案や不審の身ぶり。「小」は動きの小ささを添える語。
子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ)
親は子どものことにとらわれて、終生自由を束縛されてしまうということ。「三界」は、過去・現在・未来の三世のこと。「首枷」は、罪人の首にはめて自由を束縛する刑具。子どもは三界にわたって親の自由を拘束する首枷のようなものだということ。
財布の紐は首に掛けるより心に掛けよ(さいふのひもはくびにかけるよりこころにかけよ)
財布の紐を首に掛けて金を盗まれないようにするより無駄遣いしないように心がけるほうが大事だということ。
思案投げ首(しあんなげくび)
よい案が浮かばずに悩み、首を傾けている様子。 「思案」はいろいろと考えること。 「投げ首」は首を傾げている様子。
首足処を異にす(しゅそくところをことにす)
胴を断たれて命を絶たれること。刑場で処せられる、むごい最期を指した古い言い方。
