鴃舌
ことわざ「鴃舌」(げきぜつ)の意味・読み方を解説します。
鴃舌
げきぜつ
| 言葉 | 鴃舌 |
|---|---|
| 読み方 | げきぜつ |
| 意味 | モズがかん高く鳴きたてる声のように、耳にうるさく響くばかりで、中身がさっぱりつかめない言葉。もとは、遠い土地や外国の人が話す言葉を、自分たちより劣ったものとして見下して呼んだ語である。「鴃」はモズという鳥を表す漢字で、「舌」はここでは話す言葉のこと。
儒学を説いた孟子の書『孟子』では、滕文公上の章にこの語が使われている。陳相(ちんしょう)は、何十年も仕えた先生が亡くなると、その教えを捨てて、南の楚(そ)の国から来た許行(きょこう)の説に乗りかえた。孟子は、昔のすぐれた王たちの教えを悪く言う許行を「南の異民族の、モズのような言葉を話す人」とけなして、そんな人に学ぶ陳相をたしなめた。四字熟語の南蛮鴃舌も、孟子が許行をこう評したのが起こりである。相手をさげすむ言い方なので、使うときには気をつけたい。 |
| 例文 | 明治の初めごろには、西洋の言葉を鴃舌と見下して、学ぼうとしない人も少なくなかった。 |
| 出典 | 『孟子』滕文公上 |
| 場面 | 見下す・軽視する / 言葉遣い |
| 使用漢字 | 鴃 / 舌 |
