耳目を属す
ことわざ「耳目を属す」の意味・読み方・異形などを解説します。
耳目を属す
じもくをしょくす
| 言葉 | 耳目を属す |
|---|---|
| 読み方 | じもくをしょくす |
| 意味 | 聞きもらしや見落としがないよう、耳と目の働きをひとつの方へ向けて、気を張りつめて見聞きすること。
「耳目(じもく)」は耳と目のこと。「属す(しょくす)」は、ここでは心をそこへ注ぐことを表す。「耳目を属する」ともいう。 句の出どころである『左氏伝』成公二年の条の話では、晋の軍が戦いに勝って都に帰ったとき、将の一人だった范文子は、ほかの者より後から入った。父にそのわけをたずねられ、先に入れば人々の耳目が自分に集まり、総大将に代わってほまれを受けてしまうので遠慮したのだと答えた。 形の似た耳目を集めるは、大勢の人から関心を寄せられることを言い、みずから注意を向けるこの言葉とは、使い方がちがう。 |
| 例文 | 観察会の子どもたちは、草むらで鳴く虫の居場所を探そうと、耳目を属してじっとしていた。 |
| 出典 | 『春秋左氏伝』成公二年 |
| 異形 | 耳目を属する(じもくをしょくする) |
| 場面 | 目 / 耳 |
| 使用漢字 | 耳 / 目 / 属 |
「耳」を含むことわざ
- 後ろの目、壁に耳(うしろのめ、かべにみみ)
- 馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
- 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
- 牆に耳あり(かきにみみあり)
- 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)
- 聞き耳を立てる(ききみみをたてる)
- 聞く耳を持たない(きくみみをもたない)
- 牛耳を執る(ぎゅうじをとる)
- 賢者は長い耳と短い舌を持つ(けんじゃはながいみみとみじかいしたをもつ)
- 口耳の学(こうじのがく)
「目」を含むことわざ
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 足を重ねて立ち、目を側てて視る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる)
- 網の目から手(あみのめからて)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 網の目を潜る(あみのめをくぐる)
「属」を含むことわざ
- 耳目を属す(じもくをしょくす)
- 文を属す(ぶんをしょくす)
