「山」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 24 件
「山」から始まる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
何事か変事が起こる前に、なんとなく不穏な気配がただよう様子。 「楼」は、高殿のこと。 山の雨が降り出す前には、前ぶれの風が高殿へ吹きつけることから。 「山雨来らんと欲して風楼に満つ」ともいう。
山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
体は小さくても、激しい気性と優れた才能を持ち、侮り難い存在のたとえ。山椒の実は小粒ながら、激しい辛味を持つことから。「山椒」は、本来「さんしょう」という。
山賊の罪を海賊があげる(さんぞくのつみをかいぞくがあげる)
自分の悪行は棚に上げて他人の悪行を非難するたとえ。また、同類であっても利害が共通しない者は敵対するということ。 「山賊の罪を海賊があげる」ともいう。
山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
山中にいる賊を討伐するのは簡単だが、心の中の邪念に打ち勝つのは難しいというたとえ。
山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)
山の中で俗世間を離れて暮らしていると、月日の経つのも忘れるということ。「暦日」は、月日の意。
山門から喧嘩見る(さんもんからけんかみる)
巻き添えの届かない所に身を置いて、よその争いごとを面白がる。 「山門」は寺の門をいう。
山が当たる(やまがあたる)
ねらいを定めて予想したことが、そのとおりに的中すること。勘が当たること。 鉱山を掘る人が、目をつけた山から見込みどおりに鉱石を掘り出す意から。
山家に木なし(やまがにきなし)
あり余っていそうな所にかぎって、そのものが見あたらないということ。 山中の家なら木には困るまいと思われるが、実際はそうでもない意から。
山が見える(やまがみえる)
いちばん苦しい山場を越えて、物事の行き着く先がおおよそ分かってくること。
山師の玄関(やましのげんかん)
中身が伴わないのに、外から見えるところだけを飾り立てることのたとえ。鉱山を掘り当てて一もうけしようともくろむ山師は、出資者に信用されたいがために、家の玄関だけは念入りに構えるということから。
山師山で果てる(やましやまではてる)
得意な技を持つ人は、その技のために身の破滅を招きやすいということのたとえ。山に慣れた山師は、つい油断して山で命を落とすことが多いということから。
山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにたっとからず)
山は高いだけでは値打ちがなく、木が茂っていてこそ尊いように、人も物も、うわべの立派さではなく中身で値打ちが決まるということ。
山立ちは山で果てる(やまだちはやまではてる)
腕に覚えのある者ほど、その道で命を落としやすいということ。 「山立ち」は猟師のことで、山を知りつくしているだけに気がゆるみ、かえって山で最期を迎えるという意。 「山男は山で果てる」ともいう。
山に躓かずして垤に躓く(やまにつまずかずしててつにつまずく)
大ごとには身構えて臨むから案外つまずかず、かえって高をくくった小さなことで転ぶということ。 「垤」は、蟻が土を盛り上げてつくる小さな塚。高い山は誰もが用心して越えるのに、足元の塚は目にも留めずに踏み越えていくとの意から。
山に蛤を求む(やまにはまぐりをもとむ)
向かう先を取り違えていては、どれほど手を尽くしても実りはない。 海でなければとれない蛤を、山の中で探し回るとの意から。
山の芋鰻とならず(やまのいもうなぎとならず)
世の中では突拍子もない変化は起こらないというたとえ。
山の芋鰻になる(やまのいもうなぎになる)
ありえないと思われていたことが、思いがけず現実になるたとえ。目立たなかった人が急に高い地位についたり、金持ちになったりする場合にもいう。 形が少し似ているというだけで、蕪(かぶら)が鶉(うずら)に、山芋が鰻に変わることなどまずないが、それが本当に起きるという意から。 「山の芋鰻になる」「山の芋が鰻になる」ともいう。
山の芋を蒲焼にする(やまのいもをかばやきにする)
あまりにも早計な行為のたとえ。 [[蕪は鶉となり、山芋は鰻となる*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4562.php]](起こるはずのないことが時には起こることのたとえ)という言葉でたとえに用いられている山芋がまだ鰻にもなっていないのに蒲焼にしようとすることから。
山場を迎える(やまばをむかえる)
物事が、最も重要な局面を迎えること。
山より大きな猪は出ぬ(やまよりおおきないのししはでぬ)
猪がどれほど大きく育とうと、そのすみかである山を超える丈にはなれない。 うつわを超える中身は出てこないのだから、話を大きくするのもそのあたりまでにしておけということ。
山を当てる(やまをあてる)
うまくいくかどうか分からないまま賭けてみたことが、見事に当たること。 鉱脈を探す人が、見込んだ山で値打ちのある鉱石の層に行き当たるところから。
山を越す(やまをこす)
物事の最も盛んな時期や危険な時期を過ぎること。 「山を越す」ともいう。
山をなす(やまをなす)
物が山の形になるほど高く積み重なっていること。 また、数や量がとても多いことのたとえ。
山を張る(やまをはる)
当たればもうけものと見込みをつけ、そこに的を絞って物事を行うことのたとえ。 「山」は、鉱山のこと。 鉱山で鉱脈を掘り当てる仕事は大きな賭けであったことから転じて、万一の幸運を当てにすること。 「山を掛ける」ともいう。
- /
- 1ページ
