「死」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 38 件
「死」から始まる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
死灰復燃ゆ(しかいまたもゆ)
一度燃え尽きた灰がもう一度燃え上がること。 転じて、いったん失った勢いが盛り返すこと。 または、解決したはずの物事が再び問題になること。 獄につながれた漢の韓安国が、番人に辱められて、消えた灰とてまた燃えぬものかと言い返すと、燃えたら小便をかけてやると嘲られた。のちに高い官に就いた安国は、逃げ隠れした番人を咎めずに許した。
死活に関わる(しかつにかかわる)
生きるか死ぬかというほどに重大であること。
死しての千年より生きての一日(ししてのせんねんよりいきてのいちにち)
死んでからの千年より、この世での一日のほうが大事だということ。
死して後、已む(ししてのち、やむ)
命がある限り精一杯努力し続けること。 死んではじめてやめるとの意から。
死屍に鞭打つ(ししにむちうつ)
もう口をきけない相手の落ち度を、あとから声高に並べ立てること。 応じる者のいない場所で咎めるので、聞く側には後味の悪さが残る。 楚の平王に父と兄を殺された伍子胥が、のちに都を落としたとき、すでに葬られていた王を墓から引き出して鞭を振るったという故事から。 「屍に鞭打つ」「死者に鞭打つ」ともいう。
死生、命あり(しせい、めいあり)
人の生死は天命によるもので、人の力ではどうすることもできないということ。「死生」は、死ぬことと生きること。
死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)
生前の威信が死後も保たれ、人々を恐れさせるたとえ。 中国、蜀の諸葛孔明が魏の司馬仲達と対陣中病死した。退却しようとした蜀軍を仲達はただちに追撃したが、蜀軍は孔明の遺命に基づいて反撃の姿勢を見せたため、仲達は孔明がまだ死んでおらず、何か策略があるのではないかと恐れ退却したという故事から。
死線をさまよう(しせんをさまよう)
生きるか死ぬかの危険な状態が続くこと。
死地に赴く(しちにおもむく)
命を捨てる覚悟で物事に取り組むこと。任務で生きて帰ることが困難な場所に行くという意味から。
死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)
助かる望みがない絶望的な状態の中で、なおも必死に活路を探し求めること。 「死中に生を求める」ともいう。
死なぬ子三人、皆孝行(しなぬこさんにん、みなこうこう)
三人の子どもが親より先に死なずに成人してくれたら、これ以上の孝行はないということ。
死なぬものなら子は一人、減らぬものなら金百両(しなぬものならこはひとり、へらぬものならかねひゃくりょう)
必要な物が必要な分だけあれば十分だということ。 もしも使っても減らないのであれば金は百両、死なないのであれば子どもは一人いればよいとの意から。 「死なぬものなら子は一人、減らぬものなら金百両」ともいう。
死なば諸共(しなばもろとも)
死ぬまで運命を共にするという覚悟を表す言葉。または、道連れにして死んでやるという脅しの言葉。死ぬときは一緒に死ぬという意味から。
死に馬に鍼刺す(しにうまにはりさす)
何の効果もないことのたとえ。また、絶望的な状況の中で万が一の望みを託して最後の手段をとることのたとえ。 死んだ馬に鍼治療を施しても生き返ることはないことから。
死に金を使う(しにがねをつかう)
使っても無駄になる金銭の使い方をすること。
死にたいと麦飯食いたいほど大きな嘘はない(しにたいとむぎめしくいたいほどおおきなうそはない)
人間は時には心にもないことを言うということ。死にたいと言っても本当に死ぬ気のある者はいないし、麦飯を食べたいと言っても本当は粗食を好むわけではないということ。
死に花を咲かせる(しにばなをさかせる)
死に際が立派で、名誉を死後に残すこと。
死に水を取る(しにみずをとる)
死ぬまで世話をすること。死ぬ間際の人の唇を水で濡らすということから。
死に別れより生き別れ(しにわかれよりいきわかれ)
死に別れもつらいが、生き別れのほうがもっとつらいということ。
死人に口なし(しにんにくちなし)
もう物を言えない相手には、どんな筋書きでも押しつけられる。反証の出しようがないのをいいことに、都合の悪いところをそちらへ回してしまう場合にいう。
死ぬ死ぬと言う者に死んだ例なし(しぬしぬというものにしんだためしなし)
死ぬ死ぬと言う者にかぎって、本当に自殺する者はいないということ。
死ぬ者貧乏(しぬものびんぼう)
生きてさえいれば、どんな幸運にめぐり合うかもしれないのに、死んでしまってはどうにもならない。死んだ者が一番損だということ。
死ぬる子は眉目よし(しぬるこはみめよし)
早死にする子にかぎって器量がよく、ふびんで惜しまれるということ。
死ぬるばかりは真(しぬるばかりはまこと)
世間には偽りが満ちていて何一つ確かなものは無いように見えるが、人がいつか死ぬことだけは誰にも動かせない。 嘘の通らないただ一つのこととして、死を持ち出したのである。
死ねば死に損、生くれば生き得(しねばしにぞん、いくればいきどく)
生きていればいつか幸運にめぐり合うかもしれないから生き得と言えるが、死ねばそれで終りだから死に損である。人は生きていなければどうにもならないということ。
死の商人(しのしょうにん)
兵器などの製造や売買を行う商人や業者を罵って呼ぶ言葉。
死は或は泰山より重く、或は鴻毛より軽し(しはあるいはたいざんよりおもく、あるいはこうもうよりかろし)
人の死には、山のように重いものと、羽毛のように軽いものとがある。何のために命を投げ出すのかによって、その重みは大きく隔たるということ。 「泰山」は中国山東省にそびえる名山、「鴻毛」はおおとりの羽毛。重さの両極を持ち出して言い分けたものである。
死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
すぐれた人材を集めるために、つまらないものでも優遇することのたとえ。 昔、名馬を買うために出かけた使者が大金を払って死んだ名馬の骨を買って帰った。その行動に王は怒ったが、使者は「死んだ馬の骨に大金を投じれば、必ず生きた名馬を売りに来る者が現れるでしょう」と言った。その言葉通り、一年も経たないうちに王のもとに三頭の名馬が集まってきたという故事に基づく。
死命を制する(しめいをせいする)
他人の生死に大事な所を押さえて、自分の思うままに操ること。
死を決す(しをけっす)
もう命は惜しまぬと心を定める。 事に向かう前に、みずから退き道を閉ざしてしまう。
