「焼」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 43 件
「焼」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
朝焼けは雨、夕焼けは晴れ(あさやけはあめ、ゆうやけははれ)
空が朝方に赤らむとその日は降られ、日暮れに赤らめば次の日は好天になる。空の色を見て天気を占う言い伝え。
一度焼けた山は二度は焼けぬ(いちどやけたやまはにどはやけぬ)
一度災いに遭うと二度と同じ災いに遭うことはないと、災難に遭った人を慰めて言うことば。
いらぬお世話の蒲焼(いらぬおせわのかばやき)
こちらが望んだわけでもないのに手を出されたときに、突き放して言う。 「世話を焼く」の「焼く」を鰻の蒲焼へ滑らせた口合いで、うるさがる気持ちを軽口に包んでいる。
お節介を焼く(おせっかいをやく)
余計な世話をすること。
欠き餅と焼き餅は焼くほどよい(かきもちとやきもちはやくほどよい)
嫉妬心は少し強烈な方が効果があるということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅をかけた言葉。
薫は香を以て自ら焼く(くんはこうをもってみずからやく)
優れた才能を持つ人が、その才能によって身を滅ぼすことのたとえ。 「薫」は、香草のこと。 香草は香りがよいために焼かれるとの意から。
下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
見た目が似ていても、実質はまったく違うことのたとえ。 「焼き味噌」は、味噌を板に塗って遠くからあぶった料理。焼いた形が下駄に似ていることから。
魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ(さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ)
魚は手出しを控えて待つ者に、餅はせわしなく世話を焼く者に向く。同じ焼くという仕事でも求められる性分は正反対で、人を割り当てるならその性分のほうから決めよということ。
世話を焼かせる(せわをやかせる)
人に手間をかけさせること。人を煩わせること。
世話を焼く(せわをやく)
他人の手助けをすること。面倒を見ること。
千日の萱を一日に焼く(せんにちのかやをいちにちにやく)
重ねるのに費やした年月と、失うのにかかる時間とは、まるで釣り合わない。何年もの手間が、たった一度の火で消えてしまう。
その手は桑名の焼き蛤(そのてはくわなのやきはまぐり)
調子のいい誘いには乗せられない、だまされないぞと洒落て返す言葉。 「[[その手は食わない*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/7298.php]]」の「食わな」に、焼き蛤の名産地である「桑名」を掛けたもの。
付き合いなら家でも焼く(つきあいならいえでもやく)
人との交わりは、惜しいものを投げ出してでも保たねばならぬほど重いものだということ。また、義理立てにかまけて我が身の暮らしをおろそかにするのを戒めていう言葉。 付き合いのためなら自分の家を焼き払うことさえいとわない、という意から。
付け焼き刃(つけやきば)
なまくらな刀の刃先にだけ鋼を焼き付けたものを「付け焼き刃」といい、切れそうに見えて、使えばたちまち刃こぼれする。 その場をつくろうために慌てて仕込んだだけの知識や腕前をいう。
付け焼き刃はなまり易い(つけやきばはなまりやすい)
一時しのぎで身に付けたものは、すぐにぼろが出てしまうということ。 「付け焼き刃」は、切れ味の悪い刀に鋼(はがね)の焼き刃を付けること。転じて、その場しのぎの急いで覚えた知識や技術。 付け焼き刃は、切れ味の良さそうな見た目をしているが、実際にはもろくてすぐに駄目になることから。 「付け焼き刃は剥げ易い」ともいう。
手が焼ける(てがやける)
手助けが必要で、手間がかかること。 「世話が焼ける」ともいう。
手を焼く(てをやく)
ある物事の扱いや処置に困ること。持て余すこと。
煮て食おうと焼いて食おうと(にてくおうとやいてくおうと)
どのような扱いをしても問題ないことのたとえ。
煮ても焼いても食えない(にてもやいてもくえない)
どうにも扱いようがなく持て余す様子。また、思いどおりにならず、どうしようもないこと。
脳裏に焼き付く(のうりにやきつく)
非常に強い印象を受けて、いつまでも記憶に残っていること。 「脳裏から離れない」ともいう。
一口物に頬焼く(ひとくちものにほおやく)
ちょっとしたことに手を出して、意外な失敗をすることのたとえ。 一口で食べられるような食べ物で、口の中をやけどすることから。
舟を焼く(ふねをやく)
後戻りの道を自分でつぶしてから、事に臨むこと。 古代ローマの将軍カエサルが、退路にあたる船をことごとく焼き払い、兵の腹を決めさせたという話から。 英語の burn one's boats に当たる。
豆を煮るに萁を焼く(まめをにるにまめがらをたく)
兄弟や仲間どうしが傷つけあったり争ったりすることのたとえ。 豆を煮るために豆がらを燃やすとの意から。 魏の曹植は、兄の文帝から詩の才能を憎まれ、七歩歩く間に詩を作らなければ処罰すると言われて作ったとされる兄弟の不和を嘆く詩による。
身を焼く(みをやく)
恋慕の情に苦しむこと。恋焦がれること。
胸が焼ける(むねがやける)
食べ過ぎたり飲み過ぎたりして、みぞおち周辺に焼けるような不快感を覚えること。 「胸焼けがする」ともいう。
目に焼き付く(めにやきつく)
一度見た光景が心に刻まれて、後々まで薄れないこと。
焼きが回る(やきがまわる)
年を取ったりして頭の働きや腕前が鈍ることのたとえ。 「焼き」は熱した金属を急激に水で冷やして堅くする焼入れのことで、火が回りすぎて焼きが強すぎると切れ味が悪くなることから。
焼き鳥に攣(やきとりにへお)
用心の上に用心を重ねること。 「攣(へお)」は、鷹狩りのとき、タカの足に結びつけておく紐。 逃げるはずのない焼き鳥に足ひもをつけて逃げられないようにするとの意から。
焼き餅と欠き餅は焼く方が良い(やきもちとかきもちはやくほうがよい)
女性は冷淡よりむしろ、適度にやきもちを焼くくらいのほうがかわいいということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅をかけた言葉。
焼き餅は狐色(やきもちはきつねいろ)
女性の適度なやきもちはかわいいが、焼きすぎると嫌われる。餅を狐色に焼くように、ほどよい程度に焼くのがよいということ。
