「茶」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 23 件
「茶」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
朝の茶は一日の災難よけなので、飲み忘れて旅立ちしたら、たとえ七里の道を戻ってでも飲むべきだということ。
朝飯前のお茶漬け(あさめしまえのおちゃづけ)
手間をかけずにできてしまうことのたとえ。 腹の空いた朝なら、茶漬けはするりと腹に収まってしまうところから。 同じ意味の言い方に「朝飯前」がある。
余り茶に福あり(あまりちゃにふくあり)
余っている物の中にも、思いがけずよいものがあるということ。
お茶の子さいさい(おちゃのこさいさい)
物事をたやすく行うことができる様子。
お茶を濁す(おちゃをにごす)
いいかげんな処置によって、その場をごまかすこと。 茶の湯の作法を知らない者が、抹茶を適当にかきまぜて濁らせ、それらしく見せたことから。
お茶を挽く(おちゃをひく)
暇を持て余すこと。特に、芸者などが客がつかずに暇でいること。 茶臼で葉茶をひくのは、暇な遊女の仕事とされていたことから。
鬼も十八、番茶も出花(おにもじゅうはち、ばんちゃもでばな)
器量が悪くても、年ごろになれば誰でも娘らしい魅力が出てくるということ。 鬼の娘でも十八という年ごろになれば娘らしくなるし、安い番茶も入れたては香りがよくおいしいとの意から。 単に「鬼も十八」また「番茶も出花」ともいう。
親の甘茶が毒となる(おやのあまちゃがどくとなる)
親が子どもを甘やかして育てると、その子のためにならず、むしろ毒になるということ。
金の茶釜が七つもあるよう(きんのちゃがまがななつもあるよう)
実のない話を並べて金持ちぶることのたとえ。 湯をわかすだけの釜が金むくで七つもあるなどと、たわいのない言い立てをする意から。
濃い茶目の毒気の薬(こいちゃめのどくきのくすり)
濃く淹れた茶は寝つきを悪くもするが、心身をしゃきっとさせる効き目も併せ持つということ。 眠りを妨げる「目の毒」、気付けの「気の薬」と対にした言い回し。
袖引き煙草に押し付け茶(そでひきたばこにおしつけちゃ)
腰を上げた客へ次々と煙草や茶を勧めて、なかなか席を立たせないこと。当人の迷惑を顧みない、押し付けがましいもてなしにいう。 「袖引き煙草」は、火のついた煙草を差し出して客を誘った遊女の手管のこと。
茶茶を入れる(ちゃちゃをいれる)
冗談や冷やかしで話に水を差すこと。
茶にする(ちゃにする)
ばかにしたりはぐらかしたりして、まじめに取り合わない。
茶に酔うたふり(ちゃにようたふり)
知っているのに知らないふりをすること。 お茶を飲んで酒に酔ったふりをするとの意から。 「茶に酔うたよう」ともいう。
茶腹も一時(ちゃばらもいっとき)
わずかなことでも一時しのぎにはなることのたとえ。空腹の時もお茶でしばらくはしのげるということから。
茶番(ちゃばん)
底の見えすいた、馬鹿げた振る舞い。茶番劇。
「とんだ[茶番]だ」搗き臼で茶漬け(つきうすでちゃづけ)
大きすぎる物を小さな物のかわりに使おうとするたとえ。餅つき臼は、茶漬けを食べるには大きくて使えない、大は小を兼ねないということ。
なんなら茶漬け(なんならちゃづけ)
口先だけのお世辞をいうたとえ。もう帰ろうとしている客に「なんなら茶漬けでも」と口先だけで引き止める言葉。「遠州のなんなら茶漬け」「京のお茶漬け」など各地でいろいろな言い方がある。
日常茶飯事(にちじょうさはんじ)
ごくありふれたこと。日々の茶や飯のように、当たり前に繰り返される平凡な出来事。 「茶飯」は日常の食事のことから、毎日行うありふれた行為・出来事のたとえとして用いられる。 「日常茶飯」ともいう。
鬢糸茶烟の感(びんしさえんのかん)
盛りを過ぎた身が、茶を煎じるけむりのかたわらで、かつての放埒だった日々を遠く眺めやる心持ち。「鬢糸」は白くなった横鬢の毛、「茶烟」は茶を焙じる煙を指す。
臍が茶を沸かす(へそがちゃをわかす)
言い分があまりに間の抜けたもので、まじめに応じる気が失せる。 相手を低く見たうえで、あきれてみせるときにいう。 「臍で茶を沸かす」ともいう。
宵越しの茶は飲むな(よいごしのちゃはのむな)
一度入れて一晩置いたお茶は飲まないほうがいいということ。茶葉に含まれる成分が、時間をおくと変質して身体によくないということから。
割った茶碗を接いでみる(わったちゃわんをついでみる)
いまさら取り返しがつかないのに、諦めきれずにあれこれすることのたとえ。割れた茶碗はもとどおりにならないのに、接ぎ合わせてみることから。
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