「雄」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 10 件
「雄」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
英雄、色を好む(えいゆう、いろをこのむ)
大事を成すほどの人物は気力の量が並外れており、それが女色への傾きとなっても表れるということ。 その色好みを、英雄たる器の裏返しとして大目に見るときに持ち出される。
英雄、閑日月あり(えいゆう、かんじつげつあり)
英雄と呼ばれる者ほど、こまごました用事に追い立てられず、心にゆとりを保っているものだということ。はたから見れば、することもなく日を過ごしているように映る。 「閑日月」は静かでゆったりした月日のこと。転じて、気持ちのくつろぎをいう。
英雄、人を欺く(えいゆう、ひとをあざむく)
英雄といわれるほどの人物は才知にすぐれているので、凡人が考えつかないような策略を用いて人を欺くということ。
雌雄を決する(しゆうをけっする)
争って、どちらが勝ちか負けかをはっきりさせること。最後の決着をつけること。 「雌雄」は、優劣・勝ち負けの意。
誰か烏の雌雄を知らんや(たれかからすのしゆうをしらんや)
並んだ者のどれが優れどれが劣るのか、外からは決めようがない。 見た目が同じなら、判じる側の目も止まってしまう。 単に「烏の雌雄」ともいう。
雌鶏勧めて雄鶏時を作る(めんどりすすめておんどりときをつくる)
亭主が妻の言うままに動く。家の中の上下がすっかり入れ替わっている世帯をさす。 時を告げるのは雄鶏の役目なのに、雌鶏に促されてようやく鳴くことから。
雄鶏自らその尾を断つ(ゆうけいみずからそのおをたつ)
力のすぐれた人が、それがもとで周りから目をつけられて痛い目を見ることのないよう、わざと取りえのない者を装って身を守ること。 「雄鶏(ゆうけい)」は、おすのにわとり、おんどりのこと。見事な長い尾のおんどりほど、神を祭る儀式のいけにえに選ばれやすい。それを嫌ったおんどりが自分から尾を断ち切る姿を、人の身の振り方に重ねている。 出どころは、昔の中国のできごとを記した『春秋左氏伝』の一節である。周の王に仕えていた賓孟(ひんもう)という人が都の外へ出たとき、おんどりが自分の尾を断ち切っているのを目にした。供の者の話では、いけにえに使われるのが嫌で、おんどりはみずから尾を落としているのだった。 才能をむやみに見せないことをいう[[能ある鷹は爪を隠す*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/131.php]]と似ているが、この句は、災いをよけるためにわざと劣って見せるところに重みがある。
雄弁は銀、沈黙は金(ゆうべんはぎん、ちんもくはきん)
一生懸命に力をつくして述べることにも価値があるが、黙っているほうがさらに有益な場合があるということ。 雄弁は銀の価値、沈黙は金の価値であるという意。 「沈黙は金、雄弁は銀」ともいう。
乱世の英雄(らんせのえいゆう)
世の中の乱れに乗じて活躍する英雄のこと。後漢の末、許劭が曹操を評して言ったという故事から。
両雄並び立たず(りょうゆうならびたたず)
頭に立てる器の者が同じ場に二人いると、いずれ片方が退くまで収まらない。並んで座っていられる椅子は一つしかない。 楚と漢のにらみ合いが長びいて民が疲れ果てたころ、酈食其が、二人の雄は並び立たぬのだから早く決着をつけよと劉邦に説いた。
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