轅下の駒
ことわざ「轅下の駒」(えんかのこま)の意味・読み方を解説します。
轅下の駒
えんかのこま
| 言葉 | 轅下の駒 |
|---|---|
| 読み方 | えんかのこま |
| 意味 | 人に縛りつけられて思うように動けず、気持ちもふるわずにいること。あるいは、力が足りなくて、任された役目をこなしきれずにいるありさまをたとえてもいう。無理な務めを負わされて苦しんでいるさまにも用いる。
「轅」は、牛や馬に車を引かせるため、車体の前に左右二本のばして取り付けた長い棒。「駒」は若い馬のこと。体がまだ育ちきっていない若い馬は、轅の間につながれても重い車を引ききれず、身をすくめて立ちつくすほかはない。この句は、そうしたありさまから生まれた。 『史記』魏其武安侯列伝に見える言葉。前漢の武帝が、魏其侯と武安侯の争いを朝廷で論じさせたとき、都の一帯を治める内史という役についていた鄭当時ははじめ魏其侯の側に立ちながら、途中から自分の考えを言い切れなくなった。武帝はこれに腹を立て、ふだんは二人の良し悪しをしきりに口にするのに、今日の論議では轅の下の若い馬のように縮こまっていると叱りつけた。四字熟語では轅下之駒という。 |
| 例文 | 名門チームに移ったものの、監督の細かな指示に縛られて、いまの彼は轅下の駒も同然だ。 |
| 出典 | 『史記』魏其武安侯列伝 |
| 場面 | 馬 / 自由 |
| 使用漢字 | 轅 / 下 / 駒 |
「轅」を含むことわざ
- 轅下の駒(えんかのこま)
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
