商人は腹を売り、客は下より這う
ことわざ「商人は腹を売り、客は下より這う」の意味・読み方を解説します。
商人は腹を売り、客は下より這う
あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう
| 言葉 | 商人は腹を売り、客は下より這う |
|---|---|
| 読み方 | あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう |
| 意味 | 物の売り買いでは、売る側は初めに高めの値段を言ってから少しずつまけていき、買う側は初めに低い値段を言ってから少しずつ上げていって、その間で値段が決まるのがふつうだということ。
ここでの「下より這う」は、低いところからはい上がるように、買う側が値を上げていくようすを表している。売り手の言う値段には上乗せがふくまれていると見る点で、商人の空値にも通じる。 |
| 例文 | 古道具屋で店主は高い値を言い、こちらは安い値を返して、何度かやりとりするうちに中ほどの値段で話がまとまった。まさに商人は腹を売り、客は下より這うだ。 |
| 場面 | 商売 |
| 使用漢字 | 商 / 人 / 腹 / 売 / 客 / 下 / 這 |
「商」を含むことわざ
- 商い三年(あきないさんねん)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
- 商いは数でこなせ(あきないはかずでこなせ)
- 商いは門門(あきないはかどかど)
- 商いは草の種(あきないはくさのたね)
- 商いは本にあり(あきないはもとにあり)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空誓文(あきんどのそらせいもん)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
「腹」を含むことわざ
- 後腹が病める(あとばらがやめる)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 痛くもない腹を探られる(いたくもないはらをさぐられる)
- 旨い物は腹にたまる(うまいものははらにたまる)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず(えんそかわにのむもまんぷくにすぎず)
- 思うこと言わねば腹ふくる(おもうこといわねばはらふくる)
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
- 片腹痛い(かたはらいたい)
- 聞けば聞き腹(きけばききばら)
「売」を含むことわざ
- 朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
- 油を売る(あぶらをうる)
- 家売れば釘の価(いえうればくぎのあたい)
- 売られた喧嘩は買わねばならぬ(うられたけんかはかわねばならぬ)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- 売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば)
- 売り物には花を飾れ(うりものにははなをかざれ)
- 男を売る(おとこをうる)
- 女賢しゅうして牛売り損なう(おんなさかしゅうしてうしうりそこなう)
- 恩を売る(おんをうる)
「客」を含むことわざ
- 敢えて主とならず客となる(あえてしゅとならずきゃくとなる)
- 客星御座を犯す(かくせいぎょざをおかす)
- 客が付く(きゃくがつく)
- 客人一杯手八杯(きゃくじんいっぱいてはちはい)
- 客と白鷺は立ったが見事(きゃくとしらさぎはたったがみごと)
- 客の朝起き(きゃくのあさおき)
- 黄泉の客(こうせんのきゃく)
- 騒客(そうかく)
- 常に来る客は歓迎されず(つねにくるきゃくはかんげいされず)
- 亭主三杯客一杯(ていしゅさんばいきゃくいっぱい)
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
- 足下を固める(あしもとをかためる)
「這」を含むことわざ
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 蟻の這い出る隙もない(ありのはいでるすきもない)
- 蟹の横這い(かにのよこばい)
- 這えば立て、立てば歩めの親心(はえばたて、たてばあゆめのおやごころ)
- 這っても黒豆(はってもくろまめ)
- 這う這うの体(ほうほうのてい)
