客発句に亭主脇
ことわざ「客発句に亭主脇」の意味・読み方を解説します。
客発句に亭主脇
きゃくほっくにていしゅわき
| 言葉 | 客発句に亭主脇 |
|---|---|
| 読み方 | きゃくほっくにていしゅわき |
| 意味 | 主人の側が一歩引いて、客に目立つ役をゆずること。客を立てて、自分はひかえめにふるまうたとえ。
何人かで句を順につないでいく連歌(れんが)や連句(れんく)の席の作法から出た言葉。最初の句である発句(ほっく)は作品のはじめに置かれるので、招いた客によんでもらい、席を用意した主人は、二番目にあたる脇句(わきく)を発句に添える。それが礼儀とされていた。 相手に手がらや名誉をゆずる点で「花を持たせる」と通じる。 |
| 例文 | 祖父は茶会ではいつも話の主役を客にまかせ、自分は聞き役に徹していた。これぞ客発句に亭主脇だ。 |
| 場面 | 気配り / もてなし |
| 使用漢字 | 客 / 発 / 句 / 亭 / 主 / 脇 |
「客」を含むことわざ
- 敢えて主とならず客となる(あえてしゅとならずきゃくとなる)
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 客星御座を犯す(かくせいぎょざをおかす)
- 客が付く(きゃくがつく)
- 客人一杯手八杯(きゃくじんいっぱいてはちはい)
- 客と白鷺は立ったが見事(きゃくとしらさぎはたったがみごと)
- 客の朝起き(きゃくのあさおき)
- 黄泉の客(こうせんのきゃく)
- 騒客(そうかく)
- 常に来る客は歓迎されず(つねにくるきゃくはかんげいされず)
「発」を含むことわざ
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 憤りを発して食を忘る(いきどおりをはっしてしょくをわする)
- 一発嚙ます(いっぱつかます)
- 啓発(けいはつ)
- 枯木栄を発す(こぼくえいをはっす)
- 端を発する(たんをはっする)
- 天才とは一パーセントのひらめきと九十九パーセントの発汗とである(てんさいとはいちぱーせんとのひらめきときゅうじゅうきゅうぱーせんとのはっかんとである)
- 発祥(はっしょう)
- 発破を掛ける(はっぱをかける)
- 花発いて風雨多し(はなひらいてふううおおし)
「句」を含むことわざ
- 挙げ句の果て(あげくのはて)
- 客発句に亭主脇(きゃくほっくにていしゅわき)
- 句を作るより田を作れ(くをつくるよりたをつくれ)
- 怠け者の節句働き(なまけもののせっくばたらき)
- 二の句が継げない(にのくがつげない)
- 発句苦になる馬鹿になる(ほっくくになるばかになる)
「亭」を含むことわざ
- 髪結いの亭主(かみゆいのていしゅ)
- 知らぬは亭主ばかりなり(しらぬはていしゅばかりなり)
- 町内で知らぬは亭主ばかりなり(ちょうないでしらぬはていしゅばかりなり)
- 亭主関白の位(ていしゅかんぱくのくらい)
- 亭主三杯客一杯(ていしゅさんばいきゃくいっぱい)
- 亭主の好きな赤烏帽子(ていしゅのすきなあかえぼし)
- 亭主の好きを客に出す(ていしゅのすきをきゃくにだす)
- 亭主は達者で留守が良い(ていしゅはたっしゃでるすがよい)
- 亭主を尻に敷く(ていしゅをしりにしく)
- 女房の妬くほど亭主もてもせず(にょうぼうのやくほどていしゅもてもせず)
「主」を含むことわざ
- 相手変われど主変わらず(あいてかわれどぬしかわらず)
- 敢えて主とならず客となる(あえてしゅとならずきゃくとなる)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 家は弱かれ主は強かれ(いえはよわかれぬしはつよかれ)
- 息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 嘘と坊主の頭は結ったことがない(うそとぼうずのあたまはゆったことがない)
- 親方思いの主倒し(おやかたおもいのしゅたおし)
- 親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせ、ふうふはにせ、しゅじゅうはさんせ)
「脇」を含むことわざ
- 客発句に亭主脇(きゃくほっくにていしゅわき)
- 大丈夫、金の脇差(だいじょうぶ、かねのわきざし)
- 脇が甘い(わきがあまい)
- 脇道に逸れる(わきみちにそれる)
- 脇目も振らず(わきめもふらず)
