商いは門門について
商いは門門
あきないはかどかど

言葉 | 商いは門門 |
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読み方 | あきないはかどかど |
意味 | 商売のこつは客を観察してその客に合った物を売ることだということ。 |
出典 | - |
別表記 | 商いは門々(あきないはかどかど) |
使用されている漢字
「商」を含むことわざ
商い三年(あきないさんねん)
商いは始めてから三年くらいたたないと、利益を得るようにはならない。三年は辛抱せよというおしえ。
商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
客に物を売るのはうまいが、仕入れがへたで儲からないということ。
商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
商売のこつは牛のよだれのように細く長く切れ目なく、気長に辛抱して続けることだということ。
商いは数でこなせ(あきないはかずでこなせ)
商売のこつは薄利多売だということ。
商いは草の種(あきないはくさのたね)
商売は草の種のように種類が多いということ。 「商売は草の種」ともいう。
商いは本にあり(あきないはもとにあり)
商売の成功・失敗は、元手に左右されるということ。
「門」を含むことわざ
朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
朝酒は格別おいしいので、少々無理をしてでも飲むべきだということ。「門田」は家の門前にある田の意。
倚門の望(いもんのぼう)
母親が子どもの帰りを待ちわびること。また、そういう母親の愛情のこと。中国の春秋時代、王孫賈(おうそんか)の母親が門に倚(よ)りかかって、我が子の帰りを待ちわびたという故事から。
お門違い(おかどちがい)
目指すところが違っていること。見当違いであること。 訪問する家が間違っているとの意から。
門松は冥土の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
門松はめでたいものだが、飾るたびに年を重ね死に近づくので、いわばあの世に向かう一里塚のようなものだということ。 「冥土」は、あの世のこと。 「一里塚」は、街道に一里ごとに築かれ、旅人のための里程標となった塚のこと。 この歌は一休作という説があり、このあとに「めでたくもありめでたくもなし」と続けてもいわれる。
鬼門(きもん)
万事に不吉だとされた艮(うしとら)の方角(北東)。 行くのが嫌な場所のたとえ。また、苦手で避けたい人物や事柄のたとえ。 北東の方角は、陰陽道で鬼が出入りすると忌み嫌われたことから。
口は禍の門(くちはわざわいのもん)
うっかり言った言葉が災いを招くこともあるので、言葉は慎むべきだという戒め。「門」は「かど」とも読む。「口は災いの元」ともいう。