冠を弾く
ことわざ「冠を弾く」(かんむりをはじく)の意味・読み方を解説します。
冠を弾く
かんむりをはじく
| 言葉 | 冠を弾く |
|---|---|
| 読み方 | かんむりをはじく |
| 意味 | 役人として仕える、または勤めに出るにあたって、身支度を整えること。元来は、冠についたほこりを指ではじき払い、身なりを清める動作をさす言葉で、のちに役目につく準備の意味が生まれた。
「冠」は昔、役人などが頭にのせたかぶり物で、「弾く」は指先ではね飛ばすこと。中国の古典『楚辞』の「漁父」に、屈原が「髪を洗いたての人は、きまって冠のほこりをはじき落とすと聞いている」と語る一節がある。この語の出どころは、その箇所である。 同じ一節を句の形にしたのが「新たに沐する者は必ず冠を弾く」だが、そちらの語は、心の清い人ほど身をけがすものに寄りつかないと説く。 |
| 例文 | 長く郷里で学問を続けてきた彼も、藩からの招きを受けて、いよいよ冠を弾く日を迎えた。 |
| 出典 | 『楚辞』漁父 |
| 場面 | 仕事 / 準備 |
| 使用漢字 | 冠 / 弾 |
