聖人は物に凝滞せず
ことわざ「聖人は物に凝滞せず」の意味・読み方を解説します。
聖人は物に凝滞せず
せいじんはものにぎょうたいせず
| 言葉 | 聖人は物に凝滞せず |
|---|---|
| 読み方 | せいじんはものにぎょうたいせず |
| 意味 | 知恵と徳にすぐれた人は、世の移り変わりを見きわめ、その時々にふさわしくふるまうので、特定の物事に執着して行き詰まる心配がない、という趣旨の言葉。
「凝滞」は、とどこおって先へ進まない様子。この句では、心が物事にとらわれて自由に働かないさまを指す。 典拠は中国の古典『楚辞』の「漁父」。都を追われた屈原が水辺をさまよっていると、年老いた漁師が声をかけた。自分だけが清く正しいから追放されたのだと語る屈原に、漁師は、周りが濁っているなら合わせて生きてもよいではないかと説く。その出だしがこの一節である。 屈原はこの勧めに従わず、身の清さを守る道を選んだ。つまり、もとは屈原の信念と対立する側の考えとして語られた言葉である。 |
| 例文 | 創業時のやり方を変えまいとする社長に、相談役は「昔から聖人は物に凝滞せずと言う。時代に合わせて変わることを恐れるな」と語りかけた。 |
| 出典 | 『楚辞』漁父 |
| 場面 | 世渡り / 時流に乗る |
| 使用漢字 | 聖 / 人 / 物 / 凝 / 滞 |
「聖」を含むことわざ
- 聖人に夢なし(せいじんにゆめなし)
- 聖人は物に凝滞せず(せいじんはものにぎょうたいせず)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空誓文(あきんどのそらせいもん)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
「物」を含むことわざ
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 阿堵物(あとぶつ)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
「凝」を含むことわざ
- 息を凝らす(いきをこらす)
- 肩が凝る(かたがこる)
- 工夫を凝らす(くふうをこらす)
- 凝っては思案に余る(こってはしあんにあまる)
- 凝れば妙あり(こればみょうあり)
- 碁に凝ると親の死に目に逢わぬ(ごにこるとおやのしにめにあわぬ)
- 趣向を凝らす(しゅこうをこらす)
- 数寄を凝らす(すきをこらす)
- 丹精を凝らす(たんせいをこらす)
- 瞳を凝らす(ひとみをこらす)
「滞」を含むことわざ
- 聖人は物に凝滞せず(せいじんはものにぎょうたいせず)
