「勘」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 12 件
「勘」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
火事と葬式に行けば勘当もゆりる(かじとそうしきにいけばかんどうもゆりる)
火事や葬式の時にわびに行って手伝えば、勘当された者も許されるということ。「ゆりる」は、許されるという意。
勘気に触れる(かんきにふれる)
主君や親など、目上の者から咎められること。
勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
帳面の上では辻褄が合っているのに、手元の金だけが足りない。 筋道どおりに運んだはずの物事が、現実では帳尻を欠いてしまう。
勘定高い(かんじょうだかい)
なにかを行う際に、損になるか得になるかを考えるさま。 「算盤高い」「計算高い」ともいう。
勘定に入れる(かんじょうにいれる)
何かを行う際に、事前にそのことを考慮する。 「勘定」を「計算」に置き換えて「計算に入れる」と言っても、伝わる中身は変わりがない。
勘所を押さえる(かんどころをおさえる)
物事のいちばん大事なところをしっかり捕まえること。 「勘所」は、もともと三味線などで、目当ての音を出すために指で弦を止める位置のこと。 「勘所」は「肝所」とも書く。
下種の勘繰り(げすのかんぐり)
自分の物差ししか持たない者は、他人の挙動を悪いほうへ悪いほうへと結びつけたがる。その当てずっぽうには当人の底が透けている、という嘲りを込めて使う。
死んだ子の年勘定(しんだこのとしかんじょう)
もう手の届かないことをいつまでも蒸し返して、詮ない繰り言を並べるたとえ。 亡くした子がいま幾つかと指を折る、その甲斐のない振る舞いになぞらえた言い方。
丼勘定(どんぶりかんじょう)
収支を帳簿に細かくつけずに、大雑把に金を使うこと。 「丼」は、昔、職人などが身につけた、腹掛けという作業衣の腹部にある物入れのこと。 そのどんぶりに無造作に金を出し入れしていたことから。
日勘定では足らぬが月勘定では余る(ひかんじょうではたらぬがつきかんじょうではあまる)
その日その日で帳尻を見ると割に合わなくても、期間をのばして数えれば帳尻は合っているということ。 一日ごとの締めでは不足でも、ひと月をまとめて締めれば手元に残る、との意。
百舌勘定(もずかんじょう)
割り前を負担せず、支払いをまるごと連れに背負わせること。 鳥の百舌が鳩と鴫を誘って三羽で食べ物を買い、その代金の十五文を払うさい、鳩に八文、鴫に七文を持たせ、自分だけ一銭も出さずに切り抜けた——そんな昔語りから出たことば。 「百舌」は小鳥のモズ。ずるく立ち回って自分の財布だけは開かない者を笑っていう。
やけの勘八(やけのかんぱち)
思うにまかせず、後先を考えずに突っ走ってしまう心持ち。 「やん八」は語調をそろえるために添えた、人の名を思わせる語尾。
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